フォトマヌカンをしていただけた人との出会いの状況は皆それぞれに微妙に違います。
何か事務所を通じて紹介されたりするのではないのですから、まあ、当たり前と言えばそれが当たり前ですよね。
手配され、お膳立てされて撮るというのはまた別の切り口での写真で、こうしたポートレート写真ではできるだけ個人的な出会いでありたいというのが今のところの私の願いです。
今度出会うことができたのはこの人です。

わざわざ私の写真展に来られて写真を確かめて、「一緒に撮りたい」と言っていただけました。

バレリーナとしていろいろ思うところがあり、その一端を私の写真に力を貸すことを通じて表現したいという事でした。
少し以前にこの人がバレーのお友達と練習をしているところを私が通りかかってお誘いしたのが始まりです。
正直に言えば、私のキャパを越えています。
どちらかと言えば大いにこの人に触発され教えてもらって自分を拡張したいというところです。
それに、ちょっとした「下心」が私の頭に浮かんでもいるからなのですが。
それを話すと大いに乗り気になってくれて「協力します」と言ってもらえたのです。
その目論見を少し具体的にお話しするためもあってこの場所に来ているのです。

実はこの場にはたくさんの観光の人たちが来ていて・・・・・。
でも幾度もステージで踊った経験があり、「今日はあなたは『モデル』、僕は『カメラマン』ですから」といつものようにお話して、お互いに気持ちを切り替えていますので、周囲の視線なんか意に介さないのです。
こちらが本気で取り組んでいれば周囲の方たちは、おおむね奇異には思わないで受け入れてくれることが多いのです。

それに、さすがに4歳から厳しい練習を積んできただけあって本物ですから説得力が違います。
カメラマンの方は、「なんちゃって」なんですが。
いいなあ、こういうラインがほしかった。
今日は手探りですから、持ってきていただいたトゥーシューズまでは履いていただいていません。 トゥーシューズを履いた方が、ずっとやりやすいのだそうです。

私との撮影に慣れていただくために、こういう写真も撮ります。

それでもやっぱり・・・こうなります。
- 2017/07/02(日) 00:00:42|
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