(ほぼ)同郷の誼でいただいた撮影の機会。
同じ高校卒業の後輩にあたるピアニストのお計らいで撮れることになりました。そののピアノストとの出会いも不思議ではあるれけど森下氏とはそこからまた広がったご縁。
20回目だというリサイタルの直前のリハーサルにお邪魔しました。
森下氏がとある事情で少し準備が遅れた間に伴奏の奥さまの様子をパチリ。

ピアノ演奏の撮り方もパターン化してしまい、何か工夫はないものかと思うのですが、工夫を凝らして撮るためには、演奏家との信頼関係が醸成しないと難しい。
で、多分プロはそんなことを言っていないで許されたわずかな時間で最大限に踏み込んでいくのでしょう。
それで却って写真家として敬意を払われて演奏家との良い関係が作れるのかもしれません。

で、斯くいう私は・・・周囲の評価はともかくとして・・・・遠慮の塊に固まって・・・・。
これを脱しないと今までと何も変わらないと心の内で葛藤しながら、それで「楽しめ楽しめ」と・・・つぶやく努力はしているのですが・。

まあ毎度これの繰り返しですね。
それでも相手はすでに多くのお弟子さんを育てている、演奏家としても実績のあるヴァイオリニストですからね。

でもここで遠慮しては却って失礼になるから・・・・・。

こうした場合にいつも私が気がかりなのは、高度に集中して取り組んでいるときに写真を撮るものがあちらこちら動き回り、あまつさえ足元にも座り込む。
そのうえ耳に全神経を集中しているその刹那に無遠慮にシャッター音を響かせる。
そういうことがずいぶんと迷惑になるのではないかという事。

で、リハーサル後お訊ねしてみました。 このカメラはこんなシャター音なんですが・・・「バシャリッ」・・・お邪魔じゃなかったですか?
「まあ、そういうものだと思っていますから、気にかかるというほどの事はありませんよ。」
案ずるより産むがやすし…という事でしょうか。
撮影を受け入れていただいた時点でこの程度のことは織り込み済みなんでしょうかね。

今日は個展三日目です。
一昨日、昨日ととりたてて多くの方が来場されたという訳ではないのですがそれぞれの方とのお話が弾み何かずっと応対している感じでした。
かなり激しい芸術論作家論も飛び出して「若いころの自分なら大ゲンカだろうなあ」と思いながら楽しくお話していました。
顔見知りの日本画家は会場一瞥、黙って帰っていきました。この人はどの会場でも見るべきものが無ければこうします。分かりやすい人です。
今回ミュージシャンを特集しましたので「次のコンセプトは何? 楽しみだなあ。」と言ってくださる方がいたり、8月下旬の京都ファインダー倶楽部の写真展にも必ず行くと約束してくれる方もいました。
フジのX20で動画を撮れることを思い出し生まれて初めてカメラで動画を撮ってみました。
会場の記録というだけのものですが、音声を入れてみたりすると、これはこれでまた面白いですね。
今日はまたどんなワクワクがあるのでしょう。
- 2017/05/25(木) 00:00:35|
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