今年に入って私の写真環境に異変があります。
これからどうなるのかワクワクです。
これまでの写真もそうですし、今日からのもまたある予感があります。
そしてまた、・・・・と、それは事がもう少し動いてからということで・・・・。

今日から4回目の個展が始まります。
どんなことになるのか、どんな方に見ていただけるのか、楽しみです。
とりたてて凄い写真があるわけではないし、革新的表現や技術があるわけではないのです。
いってみれば高校生の写真クラブの延長のようなものです。
私のブログを見ていただいている方には、その点はすでによくお分かりだと思います。
世間では人物写真の発表がとても少ないので、その点においてだけはいくらか注目されてよいのかなとは思っているのです。
何しろ全部人物写真なのですから。

プロのモデルも舞妓や芸子もいません。
けれども写真の中に「素敵な人たち」がいます。
さて、京都グラフィエの一会場として建仁寺の両足院がありました。
そこでは荒木経惟氏の写真が展示されていました。「天才アラーキー」です。
その荒木氏が病床で撮り続ける写真です。
そこにある個々の写真を作品としてみた時にどう評価すべきか私には分からない面が多いです。
ただ、彼にとって写真こそが呼吸そのものであり思考と感情の投射そのものであることを強く感じさせます。そういう意味で彼にあってはカメラ=写真を撮ることは生命行為だと・・・・・。
その「凄さ」には打たれるものがあります。

この日は晴れて太陽は春の輝きなんですが、何しろ風が強くて・・・・少々寒い。
でも緑のじゅうたんを求めて遠出した甲斐がありました。
とても気持ちが良くて、それがこの人の表情にも出ています。

炎暑の下で冬の写真を、厳冬にあって水着の写真を撮るという様な事をしないでいいのがアマチュアである私の写真です。
素直に季節を受け入れてそれを満喫しながら撮ることができます。
プロの力技を必要としないという事でしょうか。
もっともそうした技は求められても持ち合わせませんが。
搬入し展示が終わるまでに、食事時間を除いて3時間半かかりました。
何しろ一人ですからね。
並べる順などはあらかじめ考えてありましたが、その場に行くとやはり修正が必要となり、・・・・。
実際に会場にの壁に置いてみると印象が変わります。それでプリントしなおしたくなるものも出てくるのですが、それはもう仕方ありません。
今日は暑い一日でした。
今までの個展は寒い時期にしていましたからコーヒーもお茶も「熱いもの」を準備していたのですが、これは冷たいものでないといけないと作業をしていて初めて気づきました。
ワインは冷やしておきましたが。
写真はその中心の高さを150~155センチにするのがよさそうなのですが(一回目は張り切っていましたから、そうしたと思いますが)、そうすると縦・横混じった写真を並べるのが面倒です。それで縦も横も上面の高さを合わせて展示しています。
写真の間隔も今まではきちんと測りましたが、今回は目分量です。でも「目」は案外バカにできません。高さの違いや写真の傾きなどもやはりそれとなく分かるのですね。それに均等にしていると統一感があって整然としていいように思いますが、それも意外にそうではないように思うのです。
縦と横の写真がどう続くか。角(端)と中ほどで「壁の余白」の大きさは同じでいいか。
狭いコーナーと幅の広い壁ではどうか。 そう言うのは人間の気持ちがいいなあという感覚の方が大事じゃないかなと。
という屁理屈をこねて「てーげー」で済ませました。明日からいろいろ指摘を受けそうです。
さてさてどんな幕開けとなりますことやら・・・・。
- 2017/05/23(火) 00:00:55|
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