皆さんはフェイスブックやインスタグラムをされていますか。
今、より多くの人に作品を見てもらおうと思ったらFBやインスタグラムをしないとだめだよ、とよく言われます。
やっていないというと「えっ?! 今どき信じられない!」と宇宙人を見るような目で見られます。
いや浦島太郎を見るような眼かな。

全く情報の世界はひどく速く変化しますね。
私は、もうほとんどデジタル難民です。

今やカメラだって自動車だって家庭電化製品だってみんなみんな電子機器ですからね。
電子シャターなんて光をあてる時間の調整じゃなくて光を受ける方の調整ですから発想が違います。
ファインダーもOVFとEVFでは発想が逆転しています。
そういうことに関心を持つと知的エネルギーを吸い取られてつい何をどう撮るのかということを深く考えなくなってしまうのではないかと恐れます。
ただでさえ地階と2階の往復で二つも三つもの事も忘れて、「あれ?!なんだっけ。」のくり返しなんですから、もう一度にたくさんのことを意識できません。

まあそれでリタイア後はいろいろ引き受けないように思い切って、割り切って取捨選別して、不義理をしてでも、生活を単純化するようにしているのですが。

もっともそうすると、脳みそはそれに甘えてしまって、ますます、ちっとも働かないようになりますね。
ですから同級生でも現役で仕事をしている者の方がやはり機敏に頭脳が働きます。

よく「右脳が感性の脳、左脳が理論や言語の脳」だというようなことがいわれます。
これが本当の事だとしたら私の左脳はもうほとんど休眠状態ですね。そしてこの年齢で休眠したらついには二度と目が覚めないかもしれません。
それでは困ったことです。

それで、その対策としてこうして身に添わないような屁理屈もブログ上に書いているというようなわけで、こういうことは有り体に言えば「ボケ防止」なんですね。
というようにカモフラージュしながら書いておかないと、どこで共謀罪を問う法律の目が光っているかもしれません。共謀罪が成立しない今でもすでに・・・・・、クワバラクワバラ。気を付けなくてはいけません。

今日は写真展の搬入日です。
茶菓子からお盆の準備まで、ワインもコーヒーも紙コップもと一人で揃えなければなりません。
それにしてもこの私が写真の個展を4回もするなんて、どうしたことでしょう。むろん10回はするつもりで始めたことですから4回や5回でどうこう言っている場合じゃないのですが、そういう事ではなくて「君が写真?! どうしたわけだ?」と旧友に首を傾げられ、昔の同僚が目を丸くするのはこれまでの私の外見的な経歴からすればいぶかしく思う方が当たり前なんです。
それに、恐ろしいことにはあちこちで顔がつながった人が「是非行きますね。」と言ってくれるようになってしまったことです。
初めのうちは「お招きもしないのに何を間違ってか会場に足を踏み入れたのだから、写真がなってないと思われてもそれは半分はあなたの責任ですよ。」とつぶやくことができたのです。しかし、今となっては、それなりに大したことをしているかのように事前告知をしているのですから、「なんだこれは。『看板に偽り』があるにもほどがある」といわれればただひたすら平身低頭するしかありません。
そういう訳で今日の搬入はしたものの明日からはどういう顔をして会場にいたものやら。
展示のクオリティーについてもいろいろ課題が大きいままですからね。
ただまあ、そうであるからこそ次回への欲もわいてくると言うもので、8月の京都ファインダー倶楽部の写真展にどういう写真を出すかの方に既に気持ちのは半分移っているのです。
こちらは2000人近くの方が見に来られますし、他のたくさんの方の作品と並ぶという事で別のアイディアも意欲もわきます。
明日からは多分これまでのようにお客さんを待つ時間が長くて否応なしに何度も何度も自分の写真を見て「せめて自分だけは誉めてやろう」などと慰めることになるのでしょう。
それでも貴重な時間、出会いを過ごす大切な6日間ですからしっかり受け止めようと思っています。
皆さんの中に御奇特な方があって、たまたま近在にいるから、あるいは街中に出る都合もあるしついでに覗こうなどという気まぐれを起こしてくださるかががおいででしたら、是非、寺町三条上るギャリエヤマシタ2号館2階へお越しください。
お待ちしています。
- 2017/05/22(月) 00:00:18|
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