「きれいな人をきれいに」「かわいい人をかわいく」
そういう風に撮っているだけじゃダメなんだ、なんてことを私もよく言いますが、それが、しかし、とても難しいことなんだということを感じることは一再ではありません。

ロケハンの時は駐車している台数が少なかったのですが、曜日によって違うだろうし、あるいはこの建物で何か大規模な会議や企画があると込み合うだろうなあと心配しながらです。
そして今日は幸いがらんとしていますから、自動車の通行に迷惑をかけることはないでしょうし、思い描いていた雰囲気が壊れることもなさそうです。
「明るく爽やかな」というのではない写真を撮りたいので・・・という事は話してありました。

最近、フジフィルムのX100fが気になっていて、それで、その関連のユーチューブ動画を見ることが多いのです。すると世界のXフォトグラファーの写真を見せてもらえるわけですが、その多くはストリート写真なのですね。まあカメラの大きさ、仕様から言って当然でしょうが、それがとても刺激的です。
(どういうわけで身近な写真展でこういう種類の写真を見ることができないのでしょう。)
私はこの撮影の時には一眼レフカメラとコンパクトデジカメで撮っています。OVFで覗いて単焦点の明るいレンズで撮る楽しさと、軽くて小さなコンパクトデジカメの機動性と手になじみ体の動きに抵抗しない快適さの両方を楽しみたいなあと感じます。
その両方がフォトマヌカンの魅力に気づき迫る道を教えてくれるように感じています。

それにしてもこのフジのX20というカメラは考えようによっては出色のカメラじゃないかと思います。
使いにくい面や弱点がいくつもあり、時に困惑さえさせますが、レンジファインダー型カメラでOVFでありながらズームレンズの画角の変化にファインダーの視野が連動するシステムは素晴らしいと私は思います。
わたしはやはりEVFでは納得がいかないからなおさらです。
Xプロ2やX100fのファインダーもある意味で特色ある貴重なファインダーですがOVFではレンズの画角の変化がフレームで撮影範囲として示されるだけで、レンズが望遠になっても広角になってもファインダーでの像は変わらないのです。レンズを換えて見える世界を堪能できないのです。これはあまりに残念です。それでは一眼レフをしのげない。
X100fのファインダーはプロ2をではなくて、X20を引き継ぐ工夫をしてほしかった。
それでも近々X100fを買うかもしれません。

4月15日~5月14日まで京都国際写真祭が行われています。
昨年は期待が大きいかっただけに幾分がっかりもしましたが、今年はどうでしょうか。少なくとも普段身近で見る写真展とは大きく違うと思います。
沢山のサテライト会場もできますから、そこで新進気鋭のフォトグラファーの作品も見ることができます。
むろんそこもまた玉石混交です。だから面白いともいえるのがこういう大きなイベントの良さですね。 絵画や書の大きな展示会は多数開かれても写真分野ではなかなかそういう機会がなくて接することができません。そういう意味で充実・発展してほしいなあとは期待しています。

自分の写真を見てもらう工夫もしなくてはいけませんね。
この写真群などを見返していると、わたしは人数は少ないですが、とても良いフォトマヌカンたちに恵まれているなあと思います。
ありがたいことです。
ただ、それをそれにふさわしく絵にできているかどうか、そこは問題ですが。
- 2017/05/04(木) 00:00:48|
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