この撮影の後は明日の卒業式で友人たちにあげるプレゼントの買い物だそうです。いや、先生にだったかな?
私の時にはそんなことを考える余裕も甲斐性もなかったですね。
ただその日を迎えて式を終えて、みなと別れて・・・・・。他の仲間は河上肇の墓参に言ったのですが、それが羨ましくて。

梅の花が見ごろでした。
こうしてみると…今は桜の季節も終わってしまいましたが・・・・春めいていい感じですね。

梅の香りに包まれています。
馥郁たる…なんて表現がありますが、こういうことをいうのでしょう。

梅林に入ると何か気持ちが暖かくなります。
桜より奥ふかいしめやかさもあります。
桜の下でのバカバカしい喧騒は見られませんし。

幹や枝に詩情がありますね。
どうだぁ~という咲き誇りもないのがこれまたいいです。
別に梅の肩を持つ義理はないのですが。
小道の輝きも春ですね。


現在京都市内では「京都国際写真祭」が行われています。(4.15~5.14)
私はまだ見始めたばかりですが、二条城で開かれているアーノルド・ニューマンの作品は文字通りため息が出るほど素晴らしいのです。「ポートレート写真というものを芸術に押し上げようとした彼の人生」とありましたが、その通りの作品です。
較べるのもおこがましいのですが同じ人物写真を撮るものとして「足元にも遠く遠く及ばない」という言葉が心地よくさえ聞こえる彼我の写真の違いに、「写真でこんな世界まで作れるのだ」という希望を見せてもらって、自分のしているこのジャンルの可能性を教えたもらえたような気がして爽快でした。
人物を描くということがどういうことなのか、そこに彼の哲学があるということが何よりも素晴らしく、かつまた見事に形象化されていました。
加えてキュレーターのウィリアム・イーウィン氏の仕事もそれはそれは素敵なモノでした。
お近くの方で未見の方には是非ともお勧めしたいものです。
尚、会場のある二条城には、二条城への入場料(600円)が別にとられますので念のため。それを合わせても、この写真群を見るためなら、惜しくないなあと私は思いました。
- 2017/04/21(金) 00:00:01|
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