前回この建物の外で「勘亭流の書」を展示されていた人が、今回は推薦作家としてブースを占めて展示しています。私のこのブログにも登場していただいた方ですが、今回は、外では専有面積や風などの影響で実現しにくかった実演をして、さらにお客さんの興味・関心を集めていました。
いろいろな作家さんたちの変遷も見られます。

それぞれの作家さんたちはご自身を持って自分の道を模索されています。
そういう方たちにこうした発表の場、機会が提供されるのは良いことだとは思いますし、各作家さんたちも与えられた条件をただ利用するだけではなくて積極的にこの場の可能性を自ら耕していく努力が必要ではないかなあと思います。

その一方で写真にもこういう場が欲しいなあと感じました。
他流試合的な発表の場ですね。
自主的にグループ展などを開いて努力はされているのですが、大概「一刀流」は「一刀流」として、小笠原流はその仲間内でというような状況では、何か緊張感がないですね。
その点、私が参加させてもらっている京都ファインダー倶楽部は「なんでもござれ流」ですからおもしろい。

私は行政の文化セ策の単発的で系統性の無さなどについていささか不満を抱いている一人ですが、しかし、反面、私たち自身が「文化の厚みや活動制」を高める努力が必要だなあとも思っています。
今日とアートカウンシルの人たちなどが積極的に高瀬川などを屋外展示場として、普段「縁がない」人たちにも広く作品を公開しているのは評価できるなあと。

私は個展を計画してはいるものの「見てもらい交流する」仕方としてはもはやステロタイプ化して陳腐です。
何か方法を考えねばなりません。

コーディネータープロモーターを発掘して一緒に取り組む努力も必要かな。
最近芸術系大学にはそういう分野の選考もあることだし。
ただそこに資金問題があるのが大きなネックですねぇ。
学生の実習の教材になってあげるという事で大学に売り込もうかな。
- 2017/04/17(月) 00:00:08|
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