音楽って不思議だなあと、演奏を聞くたびに思います。
音によって感情や思想を表現するなんてことを人間はよくもまあここまで高めてきたものだと思います。
作曲する人は勿論の事、笛やラッパで人を「感涙にむせぶ」ようにしたり幸せな気分にさせるという事は、もう「魔法」というよりほかないと私は思うのです。

こんな難しいことに挑んで、それを成し遂げる人がいるという事は、人の可能性というか、素晴らしさと言おうか、そういうモノを感じさせます。
そういう事に匹敵する写真っていうのはどれくらいあるのでしょうか。

このリハの後の本番で、私は窓の外に見える琵琶湖の景色を見ながら、なんて贅沢な時間だろうかという思いに浸っていました。

そしてこういうことを企画し、人が楽しむことを楽しみ、人の出会いを喜ぶような人がいることを感謝していました。
私はここでいろいろな人格に接することで、まだまだ知らない広大な世界があるなあと実感するのです。
そして人一人がたどってくる人生というものがどれほど芳醇なものであることよとしみじみ思うのでした。

テーブルに並べられたビール、ワイン、ウィスキー、焼酎、日本酒・・・・一体何本あったでしょうか?
それが気持ちよくすっかり飲まれてしまう心地よさ。

誰一人悪酔いせず、節度を越えて乱れない、それでいて柔らかく開放的な談笑があちこちで花開く時間。
たとえ「あなたの蒼樹という名前はインパクトがないしセンスが古い。写真展のキャッチ・コピーも『素敵な人たちと』では人を呼べないよ。」という単刀直入な言葉も心地よく・・・・。
でも、私は電通、博報堂的な言葉遣いはしたくないのですよ、と切り返し。
- 2017/03/12(日) 00:00:36|
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