「少し髪を切りました。今はこんな感じです。」と自分のポートレートを送ってくれました。
それは幾分パンクっぽい感じのものでした。
それで私も、少しでもこれまでと違う撮り方をしないと期待に応えられないかなと・・・・・。

まあ、そうはいっても私の狭い常識観念では、たかが知れていますが、いい機会だなあと思って・・・・。

この目の訴求力はすごいものです。
そこに焦点を持っていくためにはモノクロの方がいいだろうなと。
色は結構、邪魔しますしね。
というか、私は色をうまく使えないのです。

「妖艶」という言葉は分かりますか?と聞いたのですが、さすがに知らないようでした。
でも言い換えて説明しようとするとなかなか難しいですね。
「なまめかしくあでやかなこと。怪しいほど美しいこと」と広辞苑にはありますが、問題をますます複雑・難解にするように思います。
これで説明できたと、本当に新村出さんは思われたのでしょうかね。字数制限で涙をのんだんでしょうか。
(もっとも辞書は、ある言葉を引いて新たに出てきた意味の分からない言葉をさらに引き、そこでまた未知の言葉に出会うということを繰り返すことで「分かっていく」ということが身上でもありますから、新村さんは、そのためにこんな分厚な辞書を作ってくれたともいえるのですが。)
それにしても洋の東西で「艶」というのも、おそらく相当違っているのではないかなと想像します。
そもそも「艶」という言葉自体も変遷があるのだし、異なった意味合いを持つのですが、いまではその多くの場合広辞苑の⑤の意味で使うようです。
そして⑤の説明の「色めいたこと」のニュアンスをこの人にわかるように説明するには随分の言葉数が必要になるんじゃないかと。

はたして「セクシー」と「色っぽい」「艶っぽい」は同じなんでしょうか?
- 2017/03/03(金) 00:00:17|
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