この人たちの学ぶ学校を一度見学してみたくなりました。
ここで出会うことができる人は前向きに取り組んでいる人たちでしょうから、表から窺う姿と実態とは異なるかもしれません。が、若い人たちがどのように工芸の世界に向かっているのか見てみたい気はします。
それに専門家の指導陣が、伝えることが難しそうなこういう分野でどのような指導をされているのか。
しかしまあ、南丹市園部という、ちょっと遠いところにありますので元来の無精者の私ではなかなか足を運ぶことにはなりにくいですが。

ここでは卒業制作の作品を見せていただくこともあります。
芸術系の大学にも足を運びますが、同じようにそれは楽しい見聞・経験となります。

それにつけても若者が、いわゆる社会に出て自らの「たずき(方便)」を得るのは大変なことです。
私のようなぼんやりしたモノでは到底生活の道筋を作ることができないでしょう。
振り返ればよくもここまでたどり着いたものだと恐ろしいような震えあがるような気持ちがします。
そういう意味では「若い」ということが、そうした不安を押しやる何よりの力だったのだなあと思い返します。

私はそうした意味では根性なしですから、「若いあの頃に戻りたい。」などととても思えません。
足が竦んでしまいます。
それだけに、私の息子なども含めて「若者よガンバレ」と声をかけたくなってしまいます。

もっとも、息子についていえば、生活はともかく、考え方も意志も、私などよりずっとしっかりしています。
それは幸いなことです。
多分、彼にとって父親は反面教師なのだと思います。

さて、あまり長くお邪魔をしてもいけません。
50ミリレンズで撮っていますので、ずいぶん寄っていますから制作への集中を乱してしまいかねません。
今度は135ミリで来ようかな。 そういう問題ではありませんでしたね。

お邪魔しました。ありがとう。
- 2017/01/27(金) 00:00:27|
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