私の「撮りたい」とこの人の「時間とれそうです。」がマッチするのはなかなか難しい。それが雪景色と重ねられるのは僥倖と言っていい。
前々から、そういう幸運が重なるといいねとは言っていたものの・・・・、 寒さがことに苦手な人だから吹雪の日にはお願いできそうにないが。

ある人を雪景色の中に連れ出そうとして、バタバタと冬用タイヤに取り換えたのが、思わぬ機会を作り出した。
もっともそれは家族の通勤通学の保障のためでもあったのだが。

いつの頃からか私は冬が苦手ではなくなった。
車も四駆に替えて、タイヤも冬用をつけるようになった。
・・・・・因みに京都市の街中では無理なことをしなければ1年に2度か3度の積雪のために雪用タイヤはなくてもすませる。まあ、越えられない坂や峠の向こうに行かなければ、なのだが・・・・
冬になり雪の知らせを聞くと無性に湖北に行きたくなる。
多分、現役のごく終わりの頃からだったと思う。
あえて雪を蹴立てて走る楽しさ、吹雪く湖面や雪に煙る伊吹の姿を車中から眺めるワクワク感を知った。

きりっと引き締まった冷気を窓から入れて飲む暖かいコーヒーは格別だ。
カメラをビニールの袋やタオルで覆い、雪をかき分けて湖岸を歩くのは気持ちがいい。
もっとも、風景写真がお好きな方たちのようには多くは撮らない。
撮影は付けたしのようなもの。

そんな私の都合に合わせて、「見かけより防寒重視になりますが・・(服装の事ですね)」と出かけてくれた。
なるほど着込んでいる気配。
この人の、いかにも今様だというのではない無理したオシャレをしないところが好もしい。
と言いつつ・・・。
早速、暖かいところに避難して。

外の雪景色を眺め、
お店の方のちょっとした言葉がけにご満悦?
こういう時、ほとんど何も考えていないらしい。
どうせおいしいもののことでも考えているんだろうというと言うと、そういう返事。
でも時々ふか~くもの思いをしているように見えるときがある。
- 2017/01/22(日) 00:00:18|
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