今日は京都交響楽団のニューイヤーコンサート。
音楽を聞く前に北山にあるお店でランチをいただく。ワインも少々。
弾む話を中断して、ふと席を離れると、会場の片隅のテーブルにはたくさんの皿が並べられパテシエが忙しく立ち働くのがみえました。

何時でもカメラを持ち歩く私は、こういう場面でじっとしてはいられないのです。
いろいろな集まりで、バックヤードで働く人の姿が気になったり、宴会に行って仲居さんと話し込むのが好きな私は、会に集まった人にとっては雰囲気を壊す「オジャマムシ」的存在です。
結婚の披露宴でさえむずむずしている私にカメラを持たすのは猫に鰹節です。

それで撮影が憚られる会場にはカメラをもっていかないように心掛けるのです。
と言いながら大概の場合大きいカメラはやめてコンパクトカメラならと自分で勝手に言い訳しているのですが。
この日は、このコンサートの後に立ち寄って撮らせていただきたい方が別の場所にいましたので、「そのためのカメラ」という事でバックに入れていたのです。
いや、やっぱりカメラは常に持ち歩くべきもので・・・・・。

パテシエさんのリズミカルで素早い仕事を見ていて「撮っていい?」の言葉が口を突いて出てしまいました。
「ええ、どうぞ。」
それで大急ぎで席に戻ってカメラをとってきたという訳です。

プディングにクリームを置いたところまで作業が進んでいました。
「終ってしまう?!」と大慌てでしたが、まだこれから各お皿にフルーツを並べる作業がありました。
普段こういうスイーツをお店でいただかないものですから仕上がりのイメージが貧しいのです。

こういう仕事の場面をもっともっと撮りたいのですが、街のお店や工場に飛び込みで撮らせてもらう技はまだ開発していません。
今のところ「お客さんのわがまま」としてお願いしているというところなんです。
何とかこの働く現場というジャンルに道を開きたいのです。

- 2017/01/11(水) 00:00:41|
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