ある日自宅に帰る途次で交差点の歩道を渡ろうとしていると向こうから見慣れた顔が・・・。
「やあこんなところで・・・・。」
「今展示会場からの帰りでね・・。」
その方は水墨画をされている方で極めて旺盛に個展もグループ展もされているのです。
今回も普段は非公開の正覚山妙光寺で親しい方たちとの展示会です。
そうか、前回から早1年が過ぎるのか。

今回も前回と同様に寺の庭にシートを敷いて、そこで水墨画を描かれるライブをするんだそうです。
前回はそのライブを撮らせていただきました。

会場には充実した作品が、古びた寺の部屋中に、実に心地よい緊張感とともに展示されていました。
その寺の奥まった部屋は、ここを撮影に使えたらなあと繰り返し振り返る部屋でした。

水墨画を描かれる方と、この人も面識があるのかと思う意外な人の作品がありました。その人はかつて私に「僕の専属カメラマンになれ」と言ってくださった画家です。この人の作品も好きです。
縁というのは不思議なつながり方をしているものだなあ。
縁側に出ると庭を仕切る壁の向こうから妙なる尺八の音が聞こえてきました。
この寺は普化宗ともかかわりがあって尺八を奉納?される方が来られるとも聞きました。
写真の方は冒頭の水墨を描かれる方の同級生だそうです。
「同い年には見えんやろ?」・・・どちらの方の言葉でしょう。

尺八の音は遠くまで届きます。
「力があるんや。川の流れに乗って遠くまで届きますよ。」
技の多いことには驚きます。

人に会いに行ってまた人に出会う。楽しからずや。
- 2016/12/03(土) 00:00:08|
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