西陣帯字問屋「岡田」さんはこの千両が辻の企画の中で貴重出見事な帯を展示されていました。
「心を洗う」を図案化したものや「モネの睡蓮」を図案化したもの、またエジプトの図案を生かしたものなど古いものから新作に近いものまで。
モネの睡蓮を図案化したものなどは絵の具のタッチまでもが再現されていてなおかつモネのそのままではない京の図柄になっていました。
見学の方から「失礼ですけれどお値段をつけるとどれくらいになりますか?」という質問が出て、社長さんが「う~ん、まあ百貨店などに出た場合はどうか知りませんが・・・・どうやろ?百万くらいかなあ?」と専務さんに。専務さんは「そうですねぇ、百二、三十万というところでしょうね。売る場所、買う人によっては3,4倍の値段がついてもおかしくはないですけど。一品ものですからね。」とおっしゃる。
西陣・友禅の将来、服飾文化のありようなどさまざまな方面に話が広がりながら大いに語ってくれた「代表取締役」
元来ラガーマンの氏は日に焼けて恰幅がよく着物がよく似合う。笑い顔が何とも魅力的だ。

奥さんの実家が帯問屋だということですが実によく勉強されているし、西陣に将来を考えておられる。

この有名な庭を入れて撮りたいだろうということでご自身で微妙に立ち位置をずらしてくれている。
こういう風に他人の気持ちを組みとれるのは「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」の精神からだろうか。

自らも実業団でも活躍しておられたというラガーマンの中村さんは「全日本はオールブラックスとフルメンバーで戦ってほしかったなあ。」とおっしゃって歯がゆい思いを吐露されていたが、同感だ。

話が帯や着物から大分それて長話になってしまい、お時間をとらせてしまった。
ではまたおいで下さいと実にさっそうとほかの方への応対へと移って行かれた。

ここで氏には申し訳ないのですが、素敵な床の間の様子を紹介したいので敢えて、目をつぶってしまった写真をアップさせていただきます。
- 2011/10/05(水) 00:04:54|
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