私はいつも「柳の下のドジョウ」を探すようなことをしているのです。
成功体験というものは得てして人の心理を縛るものです。 私も縛られっぱなしです。
今年、韓国・台湾の若い女性に声掛けをして、・・・・それもとても素敵な人に・・・・写真を撮らせていただきました。
それがうまく行った場所に同じような条件の人が現れるなんて、万に一つくらいの確率もないんでしょうが、期待して足を運んでしまうのです。
( 誤解があってはいけませんので。 最初の写真が一番最後に撮った写真です。)

前回うまく事が運んだのには理由というかある種の傾向性があるからではないかと「分析」してみてもいるんです。
ただやみくもに「柳の下にドジョウを求める」自分を認めるのはちょっとあまりに恥ずかしいので理屈をつけているわけです。

「안녕하세요 」というべきか「你好」というべきか、それとも・・・・・、それで分らないから「Are you Japanese?」 爆笑ですね。
她是台灣人でした。
「私は台湾人です。」と日本語で答えてくれました。
それで日本語はできますかと尋ねると、「ほんの少しだ」と身振りを交えての返事でしたので、以後は英語ですが、私のひどい英語では通じるはずもなく・・・・・。

それでも彼女も覚悟を決めて一生懸命会話してくれました。
私の脳の会話回路が混乱していて「あなたの写真を撮ってもいいですか?」という中国語だけは何度も暗唱していたのに、英語で訊ねてしまいました。人間の意識って不思議ですね。とにかく日本語ではだめなんだと思い込んだところから混戦しているのです。
でも私にとって大切なことは言葉を壁にしないという事です。
この私にとって高い高い壁を少しでも低くすることが長年の課題なんです。

この人が一眼レフカメラを持ち一人で景色を撮っていたので、どんなことに視線を注ぐのかに興味津々だったのです。
もう一昨年になりますか、やはり台湾の若い女性が一眼レフカメラををもってある国際写真展の会場を熱心に見て歩いていたところを声をかけたことがありました。
その人とは仲良くなって写真も撮らせてもらいました。そういう成功体験があたので、「台湾人」と聞くと仲良く話せるのではないかと思うのですね。

同じことは韓国の女性とも、中国の女性とも経験しましたので、結局、日中韓「台」のどこの国の人でもOKという、実に私に都合の良い結論を引き出しているわけです。
こういう服装をして、いわゆる観光スポットをいくらか外れた場所を、一人でカメラを担いで歩くような人とは、きちんと話せば「訳は分かってくれる」と、私は思い込み始めているのです。

少なくともこういう人は私より断然自律心があり行動力・勇気があると思うのです。
私はそういうえらい若者と接してみたいのです。
という様な理屈をつけていますが・・・・その実は・・・・・。
- 2016/11/04(金) 00:00:15|
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