『人間交差点』というのは原矢島正雄・原作、弘兼憲史・作画のタッグによるコミックの題名から借りたもの。
好きなコミックです。出てくる女性がいいですね。
人の誤りも弱点も、根底のところで人を信じようとする視点で描かれていたように記憶しています。

「悪いことをする奴は悪い奴だ。どこまでもひどい目に合うがいい。」という風潮は、人の心の浅さを感じます。イラつきを感じます。
いい人と悪い人とに二分しようとする世の中は済み辛い。
私みたいに欠点だらけで、あまり良い人でもない者は、なおのことそう思う。
楽器の出来る人は、いろいろな思いを音に込めて空に届けられるから羨ましい。

すると、それを聞いた人が「私にもそういう思いはあるなあ。」と心をしんみりとさせたり鼓舞されたりする。
言葉で諭されたり激励されるよりずっとしみじみと受け止めることができる。芸術や芸能にはそういう面がある。

写真にもそういう力があるといい。
ABOXというところで見せていただいた写真展では二つの会場とも、そういう写真があった。
写真にも存在意義があると思った。力のある写真はあるのだとも改めて思った。

作品を見せていただくのも『人間交差点』だなあと思う。
だから巧拙を問わないでできるだけ色々な方たちの作品を見せていただくようにしている。写真も絵も彫刻も工芸も・・・・染色も。

明日は(撮影時の・・ですが) この人の属するバンドが向日市の行事に参加するんだそうです。
最後の個人練習だそうです。
別に本業をしながらの参加ですからなかなか大変です。
でもこういうことがあると生活が楽しいですよね。

ご自身では「バンドで一番下手なんです。」と謙遜されていました。

- 2016/10/22(土) 00:00:31|
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女性トランペット奏者は、珍しくありませんが、トロンボーン・・・・・。
体力的にも凄いですねぇ。
是非前の方から撮影した画像を拝見したいものです。
まあ、鴨川に向かって練習されているようですから、無理は承知しております(笑)。
- 2016/10/22(土) 17:59:39 |
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コメントありがとうございます。
そうですね管楽器は男性のイメージが強いでしょうか。
たまたま私の周りではトロンボーンを吹く女性が散見されますので、あまり強い違和感はないのですが、それでもどちらかと言えばそういう感じがしますね。
私も前に回りたかったのですが、おっしゃる通り前はすぐに川で、しかもここは急斜面ですので立ち位置がないのです。
この女性も「向きを変えればよかったですね。」ともおっしゃってくれたのですが、状景的に川に向かって吹くものにしたかったのでこうなりました。
- 2016/10/22(土) 19:06:57 |
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- soujyu2 #-
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