どこかの交差点で、信号が変わって道を渡る。そんな時に向こう側からこちらに渡ってきてすれ違う人がいる。
何も話すわけではないし、会釈一つするわけでもない。
ただ、もう一つ先の信号で道路を渡れば、この人とすれ違う事はなかった。
たまたまそこに居合わせた人。 その人の人生の糸はずっと過去からここまで続き、私の糸も続いてきた。
それがたまたま交差した。交差はしたけれど位相が違って触れ合わない人もいれば、ほんの一瞬重なる人もいる。
中にはしばらく沿って続く糸たちもあれば、複雑に絡まりあってしまう場合もあるだろう。
鴨川で出会う人たちは、ほんの一瞬交わる人たち。糸と糸が重なって出来る小な小さな小さな面積の平行四辺形。
そして次の瞬間、もう永遠に交わることがない・・・・・ほとんどの場合はそんな出会い。

それぞれの糸はそれぞれの過去を持ち、未来へと続く。
不思議なことだ。
などと、なにやら人生を考察するかのような振りをして、
ただ秋空の気持ちがよいのに気分を任せて鴨川を走ります。
早、風は冷たさを感じさせますが、そこはまだ秋のこと、ペダルを踏めば汗がにじみます。

聞いたことのある曲なんですが曲名が出て来ません。最近は毎度これですから情けない。
ジャズですね。

「天高く・・・・・ う~・・ん・・と、 ・・・・・ゲイジツの秋 ・ でした。」

つい数日前にはかもがわの流れの中に入って絵を描く、例の青年がいました。
根性あるなあ。
で、私の場合の「秋」は・・・なんでしょうかね。
そう、そろそろ熱燗が美味しくなる、サンマがうまい、鍋も恋しい・・・・時々は読書もし・・・・次のカメラをどうするか考える秋でしょうか。

ほら青空に秋刀魚雲・・・ではなくて、鰯雲が・・・・・と、いろいろ浮かんでいますね。
- 2016/10/21(金) 00:00:26|
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