キャノン5D+バリオゾナーで撮りました。
このカメラのファインダーは今一つ、いま二つですが、やっぱりOVFだから、こういう組み合わせで楽しく撮れます。
写真を撮るという事の全体の中で何を大切に考えるかで、道具の選択は変わります。
ネット上にフジXT-2よりフジXプロ2がいいという理由を一所懸命書いている人がいましたが、こういう議論の立て方はあまり意味がないと私は思います。
同様にファインダーについてOVFがいいか、EVFがいいかを何をどう撮るつもりなのかの前提抜きにあれこれ比較して言う事にも意味を感じません。
私にとって、OVFはカメラ選択の上で大切な条件です。 今の私にとっては、海の魚やサンゴをガラス越しに実像を見るのと、撮影して再生した映像をテレビジョンできれいに見るのとどちらを選ぶかという問題です。
それでも年とともに視力が怪しくなり、フォーカス合わせサポートしてくれる点でEVFは頼りになるのですから(拡大してくれたり)、それがより重要なことになれば、私の畏友とともにEVFを選ぶことになるかもしれません。
そういうことです。
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この建物の受付で「あっ!先日来られた方ですね?!」と声をかけられてしまう位に、おなじみになってしまいました。
伝統工芸大学校卒業予定者の卒業制作作品の展示などもあり、ここはとても楽しめる施設です。
今日は土日ではないので、既に卒業して職業的に活動されている人たちの実演です。

公開実演という事で・・・・・制作にとってはお邪魔ではありますが・・・・いろいろお話を伺いながら、やがて制作に集中していただいて、写真を撮ります。
この方の絵付けなどは筆先を震わせてもいけない神経の使い方をするのですから、こちらもまた息をつめます。

それでも随分と図々しくなりました。
この時は28ミリ-85ミリのズームですからいいのですが、50ミリの単焦点の時にはよほど体をつんのめらせて迫ることがあります。

レンズにもカメラ本体にも手ぶれ防止機構はありませんから、自分の呼吸も整えねばなりませんね。
止まったら震えますから、流れのなかで撮ります。

動きの激しいものについていきながら撮るときには、最近急速に進歩している手ぶれ防止機構はありがたいでしょうね。
メインに使っているα900には初歩的なものがついていますが、やはり恩恵を受けているなと感じることがあります。
私の場合はどうしてもというほど必要ではありませんが、時に不安定な姿勢で体の流れる刹那に撮ることがありますから、あって邪魔にはなりませんね。

もっとも今日のようなときはしこを踏んでいるような…はたから見れば不格好に見えるかもしれない・・・・格好で撮ることが多いのですし、床に膝立ちしたり、お尻を床に付けて撮ることも稀ではないのです。
アングルを変えるたびに、安定した姿勢が何より重要ですからね。
ですから背面液晶のパネルにタッチしてピントを合わせてシャッターを切るということなど想定もしないのです。

上の写真と下の写真を見比べて、なぜどのように印象が違うのか考えます。
もし私が個展にどちらかを選ぶとすれば下の写真を選びます。
こういうことをしていると飽きませんね。
写真て面白い。
- 2016/09/24(土) 00:00:47|
- 陶芸
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