文人光画展も今日で最終日です。
この半年いろいろ思いめぐらしてきて、構想も二転三転させてやっとたどり着いたのに、もうおしまい。
個展の時にもそうでしたし・・・例えば旅行の計画でもそうですが・・・・やがて始まってしまい、終ってしまうのです。
そんな当たり前だけど、切ない感じをまた経験しています。
この人たちの撮影についても同じですね。

また次の目標を持たないと、次第に心が萎えていきそうですが、また新たな人との出会いが私を刺激してくれて、『撮りたいなあ。』心が湧いてきます。
それにしてもこんな風に写真を撮れるなんて楽しいですねぇ。

撮っている自分がその場に溶け込んでしまっている写真。
そういうことを言う写真家がいましたが、そういう境地になれると本当に心地よい、そして心ふるえる写真になるのじゃないかなあと妄想します。

でも私の写真は、私のこざかしさが出てしまうので、そういうものにはなかなか近づけませんが・・・。
そして今回は、何に使うかという目的のある撮影でしたから、分かっていないし、そういう経験も技もないなりにそこを意識しなければなりませんでした。が、楽しみきってしまうようになるとまた違ってくるのかもしれませんね。

ひとまず「普通にちゃんと写せているんだろうか。」と心配しながらの撮影ではとてものことに、私が屁理屈をこねているようなものは決して撮れないことは確実で、それはこの人たちの練習量とその質を傍で見ていて強く思いました。
小さなころから一日8時間も練習を続けてきた人たちが、今日のレコーディングや演奏会に向けて、さらに自分を磨きこんでいく姿には心打たれるものがあります。

音で対話し、リードしていくばかりでなく、全身で伝え、受け止めていきます。
これはモデルの撮影の時にも通じますね。
「いいよ、きれいだねぇ、かわいいよ」なんていう声掛けを「大事です」と書く入門書が多いのですが、それも軽視できないには違いないのですが・・・・・う~ん、ちょっと違うかなあと思うなあ。
- 2016/09/04(日) 00:00:18|
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