マイセンの職人さんにはまた後日登場していただくとして、
ちょっと話題を変えまして・・・・、
ここはベルリンの「東西」を隔てていた、あの壁の跡です。

ソ連のスターリニズムも、それに対抗したアメリカのマッカーシズムなどなども、それぞれが互いに悲劇のスパイラルを作り出し、その先端で、こういう東西冷戦の悲しくも深刻なことが生まれてしまいました。
ドイツにしてみればそれをナチの扇動に駆り立てられて犯した自らの誤りの落とし子として受け止められています。そしてそれが、一面では、ドイツ国民が東ドイツ・東ベルリンの人に負わせた戦争の惨害なのだと。
沖縄の悲劇はそのように日本の犯した戦争によって負担させてしまったものだという思いで見られているでしょうか。千島問題はどうでしょうか。アメリカの責任、ソ連の悪行として、日本政府・国民が自らを問う声は弱いのではないのでしょうか。
こういう場所では、観光気分では落ち着かないのですが、しかし、一面ではここからまた未来を作る明るさも感じました。
そしてこういうところに見事にアートの力が発揮されています。

おっ!! 何か来たぞ。
みんなで足漕ぎペダルを踏みながら街を周遊して大いにビールを飲もうという事らしいです。
いいですねぇ。楽しそうです。
私が、親指を立てながら、カメラを向けて、君たちを撮るよと合図すると、一斉に、イェーッと声をあげて応えます。

他の観光の人たちも大いに盛り上がってカメラを向けますから、彼らも・・・・。

日本では「飲酒運転!!」ということになりますね。
誰か素面の人がハンドルを握っているんでしょうか。 どうやら運転手はいるようですね。
楽しそうです。 でも早く酔いが回りそうです。

日本のアートでは政治的なアピール、政治的な格闘がとても弱くて、諧謔やパロディーの力もひ弱です。
大規模な公募展などで見る絵などはほとんどその大半が人畜無害の目黒のさんまです。
アートの力が違いますね。

- 2016/08/11(木) 00:00:48|
- 状景
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コメントありがとうございます。
生活の楽しみ方が豊かだという感じがしました。
おっしゃるように日本にもこういうものがあるといいですね。
回る寿司のようにおつまみのちょっとした食べ物も一緒にテーブルを流れると嬉しいなあ。
そしたら頑張ってペダルを踏むなあ。
- 2016/08/11(木) 11:21:38 |
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- soujyu2 #-
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