京都で見かける職人の実演では、その職人や技術が大切にされているとは到底思えないような環境で実演する姿です。
その他の展示や即売品の棚の並ぶ中に、それらの棚の照明と環境の中で実演をしている場合が圧倒的です。
照明一つとっても暗い!! 空調も汎用の空調なのです。つまりその仕事に相応しいものではない!という事です。

ここは快適な環境です。
施設もそれ専用に工夫されていますから、見る方の負担も小さい。

日本人は頻繁にここを訪れるお得意さんなのでしょう。 とても親密です。いえ、どこからのお客に対してもかもしれませんが。
私はいつものように、一方で説明の言葉に耳をダンボにしながらも、可能な限り良いアングルを見つけて幾度も撮ります。
同じツアー客の視界を妨げないこと。職人にいやな感じ緒を与えないこと。時間を逸脱しないことなどなど。(もっともここでは時間を区切って次から次へとコンベアー式にシステマチックに客を流していきますから、私の自由になどなりませんが。

マイセンの白い陶器は中国の白磁に憧れた人たちが懸命に国産化に努力した結果生まれたのだそうですが、それを開発した技術者は他の領国にその技術・知識が漏れないように監禁状態で終生働かされたのだそうな。
秀吉の朝鮮侵略の際に朝鮮の陶工が日本に拉致されて、九州各地に軟禁状態で制作にあたらされたのと同日の談ですね。

私のこのカメラはシャッタータイムラグがあってどうも期待した瞬間を撮ることができません。
色も派手目です。
便利で良いカメラだという面もあるのですが・・・・それぞれ良い面、もう一つの面があるのは仕方のないことですね。
職人さんは気さくに質問にも答えてくれます。
(私たちの場合は)むろん添乗員さんの通訳を介してですが。

退出のタイミングに、最後のパチリ。
- 2016/08/09(火) 00:00:29|
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