百万遍の手作り市に出かけます。前回は初体験で少し出遅れましたので、午前中に行きましたが大変な人出です。混み合っています。聞くところによると観光バスで来ている人たちもいるそうです。この市が始まったころは数店舗しかなかったころもあったとか。
私が期待しているのは「素人+アルファ」というかセミプロというか素人ではあるがこだわって趣味のモノづくりをしている人たちが発表・交流の場所を持っているという感じ。
もうそういうレベルは越えてしまってもとの「私が作りました、買ってください」ではなくなっているような気配です。多くがプロのようですから。「量の質への転化」でしょうか。
さて、前回はたまたまギターを抱えて知人町だったJUNさんに出会いましたが、今回はシンガーソングライターとしてすでにCDデビューをしている「さとうさおり」さんです。

この会場に隣接して幼稚園があってにぎやかに楽器と歌声が聞こえますから、少々苦戦していましたが・・。
負けじと歌うというよりも共存共栄で合間を待って歌っていました。

自身のCDとともに小物も販売していましたが、こういう道を行くのもなかなか厳しいだろうなあと思いました。
私などは世代的な制約からか、卓越した歌唱力とか超絶的な技巧だとかがないとこういう世界のプロになるのは無理なんだと思ってしまうのです。
歌を作るというときにも・・むき出しではないとしても・・自分の強いメッセージがないといけない。個性がないといけないと思い込みがちです。

そういう点ではよい時代になっているということなのでしょうが、人に聞いてもらうということはどういうことなのか、何を聞いてもらうのかというハードルが少し低いかなと感じます。
でもまあそうだからこそ私もこうして写真をみなさんに見てもらえるのでしょうが、プロとアマは違いますからね。

いえいえ、ここでプロかアマかという二つでしか考えられないところが問題なんでしょう。「半プロでいいじゃないか」ということなのだとおもいます。手作り市にしてもそういうところから始まったのでしょうしね。

いろいろな場所でいろいろな人たちに出会って、それこそいろいろなことを考えさせられます。教えられます。
- 2011/09/27(火) 00:03:41|
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