先日、「熱心に手作り市に行くのですねぇ。今回は良い出会いはありましたか?」と尋ねられました。
そこでふと振り返ってみますと、旧職をリタイアしてからは、この手作り市巡りと、ギャラリー巡り、それを自転車での移動と人物写真撮影で縫い合わせたような生活をしてきたと言えるなあと・・・・・。
そこから中国での仕事や若者との出会い、外国人に対する心理的な消極性のいくらかの改善、いくつかのギャラリーのオーナーさんたちや作家さんたちとの交流などという事が生まれてきて、今日の私の生活が形作られてきています。
今日(撮影当日の事です)も今日とて、手作り市に出かけます。今日は下賀茂神社で開かれる「森の手作り市」です。
そこでこんな方たちとお会いしました。
「Veld」 ブランドとしても現在、家具、バック、食器とを制作している手作り職人の集団です。

今はまだ別に本業を持ちつつだそうですが、今まさにtake off を目指しての毎日。
名古屋や岐阜にお住まいなのだそうです。
この方はバッグのデザイナーさん。
シンプルなんですがただの簡素ではないオシャレ感があります。
折り紙の手法を活用して一枚の頒布からバッグを作っています。
布地選びもカラーの選択も感じがいいです。

そしてこの眼鏡をかけた人が縫製を担当しています。
ステッチの間隔までデザイナーが注文を付けるのだそうですが、・・・・私は結構縫い目にこだわる方なんですが・・・・よくできていると思いました。
縫製に誠実さがうかがえます。

このほかに家具を作る人、陶器を制作するものもいて、それぞれ同じ大学で学んだ者同士なんだそうです。
卒業それぞれの道を歩み始めたのですが、「やっぱり独立して自分たちのコンセプトでモノづくりをしたい。」という思いで集まった仲間。
ブランド名の「Weld」は溶接するという意味だそうで、人と人、人とモノを結び付けたいという思いでの命名だそうです。
Hpが英語版であるところを見ると視線の先は「世界」のようです。

先ほど愛でここにいた家具製作者は・・・・これまた魅力的な人なんですが・・・・「へ~ そうなの?!」という所要で、今はいません。
彼の写真も撮りたかったのですが。
やっぱり「運命の後頭部は剥げている」んです。・・・・・この事の後悔が、実は、昨日までの韓ココ女性の撮影に結び付いたんです。
この人は常にお店に向かって、お客さんと同じ向きに立っています。
そのためになかなか写真を撮るチャンスが得られません。
2枚目の写真をご覧ください。

店の中にいてお客さんと向き合う形で迎えるのがこの人の役目。
前の彼は「これが私の役割なんです。」という事でチームワークで接客をしているんですね。
このことは鞄、陶器、家具の展示の仕方≒レイアウトを含めて、商品開発から接客まで十分にチームとして自分たちの味≒コンセプトが練られ、理念から事物にまで落としこまれているという事です。

卒業から幾年かどれぞれが各職場や家業を体験してきていることが大いに役立っているのではないかと推察します。
- 2016/07/16(土) 00:00:54|
- 手作り市
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