「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。」
行く人の流れは絶えずして、しかも元の人にあらず・・・・行く人あれば、来る人もまたある。
人との出会いもまた「久しくとゞまることなし。」

今春、それまでの5年間で1000余人の方を取らせていただいたという一つの節目を迎えました。それ以後ペースは大幅にダウンしているのですが、そこには様々な状況の変化、なかんずく主体的な変化がるように感じられます。
そのことがどう形になって表れるのか自分のことながら興味津々です。

先日手作り市でお会いしたこの人に、改めて撮影の機会を作っていただきました。
ご自宅からは遠いのに、わざわざ前回の手作り市の会場まで足を運んでいただきました。
この場所をお互いそれぞれが気にいっていたからです。
この人を単純な背景で撮ったらいい写真になるだろうなあ。

色はたくさんいりません。
でも単純にモノクロにしてしまうのも惜しいような。

薄手の上着をはおってきてくれますかとお願いしたら今日の場所にぴったりのものを選んでくれました。

この建物は上手に影も作られながら、しかも建物の壁が幾重にもレフ板になって光を回しています。
むろん写真撮影のためではなくて、この建物の目的は「陶板名画の鑑賞」ですから、ミケランジェロや鳥羽僧正の名画を良い条件で見られるように工夫してあるのです。
この写真の背後にあるのは「張澤端・作 『清明上河図』」というものですが、留学生に聞くと中国の教科書にも載っているものだそうです。

目鼻立ちははっきりとした方ですが、正確・人柄はこうした柔らかな光がぴったりするようです。
京都では夏が近づくと妖怪変化が跋扈し始めます。
政権与党では毎度のことですが。
- 2016/06/21(火) 00:00:50|
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