西陣の職人さんたちにはまた登場していただくとして、今日はこんな方たちをご紹介したいと思います。
こんなお店です。
室内で撮っていたカメラの設定解除忘れでこんな写真ですが、かえって面白いと思って使いました。
お店の名前は「Clotte」です。
ご主人の姓の加藤をもじって「カロト」としたのだそうです。皮革製品の工房兼販売店です。

HPにあるように「ひとつひとつの 作品は じっくりと時間をかけて すべて手作業で作る 革製品
角を落とした丸みのあるデザイン 使う人の手になじむ 柔らかなフォルム 丈夫で修理可能な ずっと使い続けられるもの」を目指して製作されているとのことです。
「丈夫で修理可能なもの」を手作りの一つのコンセプトにしているところが私の琴線に触れました。
私は人を撮っているので「作品」につてはHPをご覧ください。

左奥に駿介さん、右手に奥さんの美佐さん、そして若き職人脇坂千紘さん

ここは烏丸北大路少し下がった小路を東に入ったところで、以前から前を撮って気になっていたお店です。入り口にはサボテンなどの小さな鉢が飾ってあり広くない玄関の中は清潔に飾られています。一見何を商っているのか分かりません。でも何かこだわって仕事しているなという感じはひしひしと伝わってきます。

時に革製品の職人として修業したわけではなくて趣味が高じたのだといいます。お子さんが誕生してはっきりこの道を進むことにしたというのですからなかなかの覚悟です。

町屋の良さを生かして夏も風通しを確保しています。ほぼ今年の猛暑も扇風機か、何もなしで済ませたそうです。クーラーはついていますが。
可愛い娘さんもこういう大切なことの勘所を分かっているご両親に育てられて快活でしっかりしていそうです。

製品の製作過程を分解して、過度に高度な熟練を必要としない、誰でも・・と言ったってあくまでそう表現したまでですが・・できるものにしたことが一つの成果だったようです。
奥さんも働き者のようです。

ありがとうございます。撮影終わりましたよ、と言ってからの一枚です。
- 2011/09/23(金) 00:01:42|
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