ジャズらしい音色を奏でておられたので、しばし聞かせていただいて「ジャズですか?」と。
私はジャズもボサノバも区別がつかないような音楽朴念仁ですから。

「ジャズもどきですが・・・。」と謙遜されてはにかんでおられて、
学生時代に楽器を手にして、職場に入るとなかなか時間がとれないんだけれど、時々こうして楽しんでいますということでした。
羨ましい限りです。

楽器を練習される皆さんご自宅では、本格的な音は出せないので、こうして練習場を求めて鴨川に来られます。
この時にも他ではトロンボーンや横笛を練習する姿が見られました。

音を出して大丈夫ですかね、と心配されるので、いいんじゃないですか、私など却って鴨川の雰囲気がよくなってうれしいですよと。
十分な広さがありますから、静かに散策したい方も、読書したい方も、瞑想にふけりたい方も・・・・それぞれその場所があるんじゃないでしょうか。
それに京都は、このほかには御苑を覗けば神社仏閣に場所を占拠されていて、スポーツや音楽を楽しむ場所がないのですから。

この辺りは病院が近いので、そのことにも心配されていましたが、私には十分な距離が保たれていると感じられました。

京都は公共空間が意外に少ないのです。
先ほど触れたように神社仏閣ばかりが大きな顔をしていて、それでなければ大学です。
私は京都市政の弱点だと思っています。
子供たちは学校以外に遊ぶ場所がとても少ないのです。
体を動かそうとすれば既成のスポーツクラブに入るしかありません。大人も子供も遊べないのです。
これは本当にダメだなあと思います。

企業と組んでイベントをして、食べたり飲んだり売ったり買ったりばかりが賑やかになっています。
文化庁を呼んだからと言って文化的な街だとは限りません。
そこで働く人にはオフィスを出て街で食べてもらう・・・・というのを経済政策のようにいっていますが・・・観光地の高い食事を日常的に食べさせられてはかなわないと思います。
働く者には安くておいしくて栄養バランスの良い食事を提供してほしものです。
皆さん、観光に来て京都でおいしいものは食べることができましたか?
- 2016/06/11(土) 00:00:56|
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