この日はとても良いお天気でした。
せっかくですから、その良いお天気を満喫しましょう。五月のみどりの風に包まれて、散歩です。

「ショートカットにしましたから印象が変わっているかもしれませんよ。服はどんなものがいいですか?」
事前にそんな話をしてくれました。

以前お会いした時には、スマートな感覚で撮りたいと思って撮ったことがあります。
その時、帽子がよく似合っていたので、余計にそう思いました。そしてそういうモノクロの写真もまたカラーの写真も撮れました。
今日は、その時より打ち解けて撮れると思いますから、力まないで気持ちの良い写真を撮れたらいいですね。

人混みがあまりお好きでないし、午後より午前中の方が得意だというこの人は「朝の6時から撮りたいので・・・・。」とお願いすれば、まだすがすがしい空気と光の中で撮らせてもらえるかもしれません。

どうやら私よりも「眩しさを感じる」方の様で、目を大きく開けていただくためには日陰に入っていただくだけでなく、地面などからの反射も考慮に入れなくてはなりません。
ただ、私の趣味としては目を細めた表情が好きなんですね。

人の写真の場合に、頬やあごが丸く立体的に撮れるレンズがいいですね。
ペタッと塗り絵のようになるものは、色が鮮やかでエッジが鮮明でもあまり好みません。線で縁を描いてその範囲に色を塗るというのでは、人体の魅力や表情がうまく出ないように思います。
その点で解像度が高いことをあまり強く要求しないのかもしれません。

言ってみれば人の体のふくよかさが表現できるレンズがいいですね。
人の皺を撮るときも、線としてではなく細い窪みとして撮れるものがいいです。


- 2016/06/01(水) 00:00:43|
- 人物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0