この写真の頃は、良い季節でした。(と言っても今日は曇りですが。)
五月のやさしい風に包まれて緑の陰で読書です。
〇〇〇フォンを見ている人が圧倒的に多い中で、こうして・・・・・わざわざ紙媒体で、と言わねばならない時代ですかね・・・・読書している人を見るとなにかホッとするような。
惹かれます。

鴨川沿いの景観の中で、この辺りは私の好きな場所の一つです。

この写真を撮らせていただいたころは、太陽が動いて木陰から出てしまっても、まだ「暑い!」というほどではなかったのです。

ご自身も「時々写真を撮っています。風景が主ですが。」とのことで、
お友達はよく人を撮るのだそうです。
それで私のお願いにも理解があったのでしょうか。
「どうぞ、そのまま読書を続けてください。」

そういえば読まねばならない本が机の上にたまっているなあ。
今は 『キリスト教の起源』(K・カウツキー 著、栗原 佑 訳)を再読中ですが、読む力がどんどん衰えているのが分かります。毎日のように読まないとだめですね。それは話すことも同じ。以前は使っていた用語を、ここ数年のうちにすっかり使わなくなると、それをスムースに思い出すことができません。日常会話しかしていないと論理的に組み立てた話を直感的にする能力がとても衰えているのが分かります。

聞く、話す、書く、読む・・・どれもきちんと継続しなければ身にもつかないし、維持もできないのですね。

そのことで、有難いなあと感じていることがあるのです。
それは留学生が自分の書いたレポートの添削を依頼してくれることです。相当に優秀な学生なのですが、やはり日本語はネイティブの様にはいかないし、また言葉も日常語を越えたものとなり、論理構成もまた高度になりますから、それにふさわしい日本語を学ぶことは、どこまでも課題になります。
それで、私も最新の研究に接して書かれたレポートを読み、いくらかでも頭を働かせる機会をもらえているというわけです。
文字通り「老化防止」ですね。
その学生は、今学んでいることもビビッドな問題だし、指摘した箇所を、指摘の趣旨に沿って修正する力も相当に高レベルですので、本当に刺激になります。


- 2016/05/30(月) 00:00:37|
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こんにちは。コメントりがとうございます。
すこし引いて撮ってみました。これは試したいレンズが85ミリだったせいもあるのですが、このところ情景を入れた人物写真を意識しているせいでもあります。うまく撮れているでしょうか。
1枚目は私も気に入っていて何か音楽を聴きながら見るといい感じだなあと自画自賛しています。
- 2016/05/31(火) 10:23:32 |
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