この部屋の静けさは写っているでしょうか。
実演のために3人お若者がそれぞれの台の上で作業をしているのですが、しわぶき一つさせないで集中しています。
かく乱要因は不躾に話しかけてシャッターを切る私だけです。

部屋は広いのですが、何しろ静かですからアルファ900の「バシャン(むしろガシャンかなぁ)」という大きな音が響きます。
先日、ある人の後ろ姿を、他に幾人も歩いているようなところで、数メートル後ろから撮ったら、振り返りもしないで「撮ったでしょ?!」と言われてしまいました。

ですから、一面とてもご迷惑なカメラなのです。(撮っていること自体は棚に上げさせていただいて・・。)
最近は静穏モード付きのカメラが増えているというのに。
でも、罪とともに「功」の面もあるので、こうして人を撮るときには、あの5Dのパコーンという間の抜けたプラスチッキ―な音に比べれば随分役立つのです。
今はもちだすことのないコンタックスRXのシャクーンの方がよいのですが。(擬音化って難しいですね。完全に皆さんを誤解させていますね。)

話をし、カメラを向けて、さらに集中したその人の意識と仕事を引き出して撮る。
私は、普通のあるがままの写真というものについては疑問を感じていますので、シャッター音は大切なんです。(というのも撮る方の一方的なわがままと独り善がりの了解なんで、周囲には十分気を付けたいと思っています。)

こういうところで「ビューティフル」とか「素晴らしい」とか言えませんものね。

でも演奏会や式の会場、そして野鳥、野生動物の撮影などではシャッター音は禁物なんでしょうね。

- 2016/05/21(土) 00:00:17|
- 陶器
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