私が瀋陽に行った時のこと。
足を踏み入れるには勇気が必要で、ましてそこで絵を描いている画家たちに話しかけることなどとてもできないと思い込んでいた建物に学生たちが付き添ってくれて入ることができました。そして彼らが一所懸命にサポートしてくれて、様々な質問さえできたのでした。
さらにはそこで制作中の書家は日本人である私の見学を喜んでくれて、書いているところを撮らせてくれるばかりか、その場で「中日友好」と大書し、私の名を入れた作品を仕上げてくれたのでした。
他の画家たちも私たちを取り巻いて拍手し歓迎してくれました。
わたしはそうした書家や画家たちの好意に感激したばかりでなく、何といっても学生たちの援助がうれしかったのです。
彼らは休日の前日毎に自分たちの激しすぎる受験勉強をおいてまで「明日は行きたいところがありますか?」と声をかけてくれたのです。
それでどれだけ私は安心感を得、また行動を広げたことでしょう。
ですから外国からの客人には、少しでも日本人の支えがあるからこそできることをさせてあげたいと思うのです。

「恩には恩を持って報いる」
学生たちの言動にはそのことが色濃くにじみ出ていました。
私もそうしたいと念じています。

と言っても、ここではまた私の方が恩を受けているのですが。

この人はいったい幾つの顔を持っているのでしょうか。

韓国の若い女性は真っ赤な口紅がお好きなようです。
街で見かけるとそんな感じがします。
中国の女性もそうでしょうか。
白い肌にその赤が映えます。

人の顔は左右対称ではありません。時にまるで完全に左右が対象ではないかという人がおられますが、・・・・そしてそれを美男・美女の条件だという論もあるようですが・・・・・「右の顔より左の方が気に入っているんです。」ということでした。
なるほど印象が違います。
初対面の方は、まず髪を分けている方の顔から撮るようにしているのです。そしてぐるっと回って撮っていきます。

場所が変わると私自身がリセットされてしまい、やはりこちらから・・・。
ほつれ毛の似合う人です。
どうも私が最初に抱いた印象は、このほつれ毛によって強調されるようです。
- 2016/05/13(金) 00:00:31|
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