前日初めてお会いして、写真を撮らせていただき、その夜にさっそく写真を送りました。
とても喜んでいただき、ブログへのアップも快く許していただいたのですが、その際に・・・あと数日滞在するという事をいわれていたので・・・・もう一度機会があればとお願いしたのです。 観光の計画もおありだとは思ったのですが。
とにかく、いい感じなので、このままで終わるのは何とも残念だったわけです。
で、翌日、別の用事で河原町通りを歩いていると、なんとあろうことかこの人が向こうからくるではないですか!
お互いにその偶然に大いに驚き、かつ「今日今からなら少し時間がありますが・・・。」という幸運が舞い降りたのです。

どういうわけか、私にはこの人は写真になるという感覚がかなり強くあって、もし再び取れる機会があれば、あそこで撮ろう、とかこのレンズで撮ろうと妄想をたくましくしていたのですが、そういう準備も有らばこそ、今ここで撮るという事に・・・・。
う~ん、どこで、どういう風に、・・・・この周辺ではこれまで何度か色々な人を撮ってきましたから、いくらかは思い浮かぶとはいえ・・・・。

じゃあ、まあ、観光案内を兼ねて少し歩きましょう。
どんな観光ガイドブックにも乗っている有名観光スポットではないところに案内しましょうということで・・・。
私はこの人がとても知的な人だと感じていましたので、これから案内する場所を喜んでくれるのではないかと思いながらも、・・・・・これから1,2時間一緒に過ごすとして、はたして会話は成り立つのだろうか、という不安も。
韓国語も英語もできない私と、英語はできるけれど日本語はできないこの人と・・・・、

まあ、ボディーラングェッジがあるさ、通じなくとも生死にはかかわらないし・・・・なんて蛮勇を発揮して。

この人が私の言わんとすることを即座に推察してくれて、「ここに座ればいい? こうすればいいの? どこを見たらいい?」と答えを引き出してくれます。
「え~っと 何といったらよかったっけ。単語が出てこないよう。」とそういう表情を読み取ると、「こういうこと? 言い換えてみますが、こういう意味ですか?」 細やかで実に親切な人です。
こんな風になっても
「大丈夫、そのままで・・・。」といえば、「分かりました。」
通りかかる人に御迷惑をお詫びしながら、そうするとかえって恐縮され足早に通り過ぎていただいたり・・・。

実は初見ではこんなふうに可愛らしい笑顔をされる方とは思わず。
クールな人だと思っていたのですが・・・それはそうですよね。外国に来てその国の言葉が分からないのですし、よくぞ公園に集まるたくさんの人の中にいたものです。
私なら、「楽しもう」とどれだけ覚悟を決めても、きっと顔が引きつります。
「あなたの印象はメランコリーでしたよ。」

それにはそれなりの理由をお持ちだったそうです。
ですから「笑顔は」難しいと思ったそうです。
でも「撮ってもらっているうちに・・・笑顔になることができて・・・・。」
- 2016/05/12(木) 00:00:50|
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