町中でもどこでも、時に本当にピンと来る人を見つけることがあります。
でもそのほとんどの場合ははただ通り過ぎるだけにしておきます。
「あのような良い雰囲気をたたえた人に出会う事はこれから度々ではないぞ…だから、ここはガンバレ!!」なんて心の中でつぶやいていたとしてもです。
リスクは大きいし、何しろハンディも大きいですから。
公園で何か中南米?の音楽や食べ物・飲み物で盛り上がっている集まりがありました。
その群衆の中に、一人わずかに、いえかなり雰囲気の違う人がいました。
湛えているムードもですが、行動もです。

その様子を目の端にしばらくとらえていると、どうにも惹きつけられるものを感じて、つい話しかけてしまいました。
すると、・・・。
「日本語はあまり分かりません。」とのことで、
どこから来たのかとお尋ねすると「Korea」だと言うことでした。

無理やりこじつけるようですが、韓国と台湾は近々いってみたいと思っていたと言うこともあって、
「人の写真を撮っているんですが・・・・。」と過去の写真を見ていただいたり、趣旨を話したりして、お願いすると
「写真はあまり得意ではないけれど・・・・・いいですよ。
どうしましょうか?」と答えていただけました。

とても身軽な格好でしたし、屋台の食べ物を買って食べていましたから、日本の人かと思い込んでの声掛けでしたが、
「この辺で撮りますから、あの木の下にいきましょう。」
知人の中国人留学生によれば、「日本人、韓国人、中国人・・・」は見てすぐ区別がつきます付きますよというのですが、私には私にとっての美人は皆やはり美人でさっぱり区別がつかなくて・・・・。
と言っても、それでもやはり中国美人、韓国美人、日本美人という特徴はありそうな気がします。
あまり好きではない言い方に「美人過ぎる〇〇」というのがあります。
もうすでに言葉がインフレを起こして、表現される対象はすこしも「美人過ぎ」ていないことが多いですし、、「美人」のフレーズで耳目を集めようというマスコミの安易さが目立ち『過ぎます』が。
ただ、中国・韓国の人の中で美人を見つけると、この「美人過ぎる」という言葉を使いたくなることがたまにあります。
その一方、日本では、最近はあまり「美人」はトレンドじゃないような気がしています。
それはそれで悪いことじゃないとも思っているのですが。

この人と出会って、ただ単に写真を撮ったという以上に、人との出会いの妙を感じます。
それはまた後日。

外国に来て、見知らぬおじさんに声をかけられて写真を撮られているのですから「緊張しないで。」という方が無理です・・・。
私は外国語ができませんので、この人のプライべートなことは聞けませんでしたが、おそらくかなり知的な人だと思います。

第一私のミゼラブルと言っていい英語を何とか聞き分けて、私の思いを酌んでくれるのですから、それだけでもすごいことです。

「写真を送ってくれますか?」というので「勿論です。」と、のちに送らせていただいたのですが、それに対する返礼のメールも節度がありつつ、気持ちのこもったものでした。
- 2016/05/10(火) 00:00:53|
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