これまで幾度も話題にさせていただいた高瀬川での「ききみずガーデン」。
その中で3日間の写真展をさせていただいたのですが、若い染織作家さんも作品を展示してくれました。
そのうちの新作を衣装に見立てて「撮影しましょう。」という事になり、最終の片付け間際に撮ることになりました。
多分おおよそのイメージは共有していましたので、
衆人環視の下で撮っていますのであまり大胆なことはできませんが
実はこの後ろに数人の年配の男性たちが見ているんです。

出来れば裾の長いワンピース仕立てにして来てみようかなとも思われたようなのですが、何しろ制作のための時間があまりない中で、相当頑張ってここまで作ってきていますから、一日目にお手伝いいただいた時は「眠い!!」の連続でした。

型を切って、それを当てて染、さらにその型に手を入れて次のパターンを作手染めていくという手法だったそうです。
しかも二種の繊維を使って一方を溶かすとこうして「透け感」が出てきます。
上部にはセル(細胞)が描かれ、その細胞が剥離して姿を変えて花弁となり散っていく・・・・。
人が自然異同化していく・・・・・やがて高瀬川の流れとなって消えていく・・・・

そんな桜の季節に行われたこの企画を意識して制作されています。
女性が花の化身となり、やがて大きな自然に吸い込まれていくようなイメージでしょうか。

桜と年頃の女性の若いすがすがしさのある妖艶さとをオーバーラップできないかと・・・・・。

5ミリのせめぎあいです。
- 2016/05/04(水) 00:00:18|
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