実はこの建物ではこのところ何人もの職人さんが実演をしてくれています。
西陣織会館などでは・・・・今はほとんど行われていませんが・・・・やはり織物関係が多いのですが、ここでは京都の幅広い分野の方々を見ることができます。
各組合ごとに割り振られているようです。
昨日アップさせていただいた方から、明日以降またいろいろな人がお見えになるから是非どうぞ、と紹介していただいてやってきました。

この方は飾り房づくりの重鎮です。
国会議事堂衆院議長席の背後には重厚な幕が下がっていますが、そこにつけられている房などを作られてきたそうです。
ある行司さんの軍配につける紐・房も作られています。
文化庁からは「五十年の耐用出来る作品を」という注文を受けて様々なところに収めてきたのだそうです。

実は、娘さんと一緒に会場におられて、房づくりの実演はほとんど「3.5代目?」の娘さんがされていました。それで、撮影を承諾していただくと、私の関心はそちらに向かっていました。
若い女性というので、関心が向いたと単純にそういう事でもありますが、伝統工芸の分野での「若い後継者」という事でレンズはそちらに向いたわけです。
仕事の様子もお伝えしたかったですしね。
ところが撮影まではお許しいただけたのですが、残念なことに「ブログにアップさせていただけますか?」というお願いは丁重に断られました。
三代目は、写真がお好きだという事でキャノンのF1をお使いだったそうです。
「今は重くてねぇ。」
それで、撮影のはご理解があって、無言で娘さんに「いいじゃないか撮ってもらったら・・・。」と促してはいただけたのですが、

で、 これが精一杯というところです。
お姉さんもおられて、やはり家業を継いでおられるという事でした。
3代目は「この子の仕事は丁寧で・・・・。」と目を細めていらっさいました。
- 2016/03/25(金) 00:00:10|
- 伝統工芸
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