京都市内の大学の写真サークルの展示が各所で開かれてきました。
中で健闘しているのが、最近ずっと私が高く評価している龍谷大学ですね。あとはに続くのは立命、時々大谷ですか。
サークル活動は毎年人が入れ替わるわけですから、どうしても消長があります。そういうことを考えると龍谷、立命は安定しています。
サークルでなくて正課としての写真展では精華大もわりによかったです。
社会人もがんばらねばいけませんね。
同時代ギャラリーでポートレートの写真展をしていましたが、力作がありました。
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良く通りかかる街角に「たこ焼き」のお店があります。
信号待ちになることが多いので、自転車を止めてきょろきょろしているとそのお店のお兄さんが目に入ります。
いつも人当たりがよさそうで、声もよく出ています。
感じのいい人だなあと思いながら、それでもいつもはそのままに通り過ぎていました.。

今日は下校途中の小学生と話し込んでいます。
小学生の話に少しも嫌な顔をせずに、笑顔を絶やさないで対応する彼を見ていて、これは捨てておけないなあと。

小学生の方は、「おっちゃん、おっちゃん」と言いながらも本当に親しげに話しかけます。
「いいにおいが流れてくるなあ、たまらんなあ。一つならいくらだったかなあ。・・・・」などと話が途切れることがありません。

「写真撮らせてもらってもいいかなあ。」とお兄さんに話しかけて了解が得られると「おっちゃん良かったなあ。」と生意気な口をききます。
たまたまそこに少し上級生らしい男の子がいったん帰宅してから買いに来ました。
それを見て「ええなあ、うらやましいなあ、たまらんなあ。」と繰り返いします。
彼は本当なら学童保育園に帰らねばならないのですが道草を食っているのです。ですからお小遣いも持たないので指をくわえてみているしかないのです。

そんな小学生の相手をしながら、しかもカメラのレンズを意識しながらです。
どうも小学生は毎日のようにここでひとしきり「世間話」をしていくようなんです。
「ええ、小学生がよく声をかけてくれるんですよ。」

まだ24歳の彼が「おっちゃんと呼ばれるのがどうも・・・・。」とそこは少し困惑気味でした。
そういえば私も大学を卒業してしばらく後に、事情があって保護者がお金を出し合って運営する共同の学童保育所の指導員をしたことがありました。
下校してきた子供たちと近くの公園に遊びに行くと、近所の小学生も混じってきて「おっちゃん何歳や。どっから来てんの?僕らも一緒に遊んでいいか?」などなど話しかけてくるのですが・・・・まだ20代半ばの私としては「おっちゃんは、勘弁して。」というのです。
しかし、関西の子供にとっては高校生大学生であることがはっきりしなければ、もうそこからは「おっちゃん」らしいのでした。

「お兄ちゃん、言わな、一緒に遊んだらへんで。」という切り返しも通じませんでした。
そういえばある小学校で夏休みのプール指導員をしたこともありましたっけ。
子供らを水の中で放り投げたり、一緒に手をつないでぐるぐ回ったりと、・・・・大失敗もありましたが、・・・・楽しいバイトでした

そういうことを思い出しながら、この気のいいお兄ちゃんと小学生のやり取りを聞いていました。
- 2016/02/29(月) 00:00:17|
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