「ギャラリー知」
それがこの会場です。
私が初めて個展をさせていただいた会場です。
ここでは海外の魅力的で主張のある作家を積極的に紹介する一方、若い人たちにチャンスを提供しています。

それで私にも門戸が開かれたわけです。
で、そのご縁から、時々若い人たちに出会って、お話を聞きながら、写真を撮らせてもらいます。

この人の作品は木版です。

私は、このブログでも何度も紹介しているように、写真を始めてたくさんの先輩、同世代の諸氏と交流させていただくようになりました。
その多くは数十年をある分野の仕事に打ち込み充実した生活を送ってこられた方々です。もちろん単純に成功や悦楽の日があったわけではないのですが、そういう『人生』をとにかく一幕演じてこられた方々です。
そういう方々の顔とこうした若い人たちの顔を重ねて思い浮かべるのが、最近の私の日常です。

そうすると、ますますそのどちらの人たちも「撮りたい」という思いが強くなるのです。

そうして、私の写真が結局どこに行きつくのか・・・ふと思ってみます。
そうするとますます茫漠として際限も行きつく岸も見えません。
かりそめに「1000人」などと何か目標めいたことを口走っていますが、それが少しずつ近づくにしたがって、それ自体がぼんやりとして、薄れていくのです。
・・・・・ただ1000人目に撮りたい人は、確かにおられるのですが・・・・・

来る4月に咲き誇った高瀬川の桜の下で「写真館」をします。
多分。
今からその企画の内容を膨らませていきます。

何ができるのでしょうか。
人生「ワクワク」「惑惑」。

若い方、気持ちの若い先輩たち。
それを目撃していくのが私の「人を撮る写真」かなあ。

春のうらうらとした陽の光が、何やらそういうことを思わせます。
- 2016/02/18(木) 00:00:04|
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