今年もあと一週間。
なんてこった!!
最近はあまりTVを視ませんが、一年を振り返る番組があふれていて、どこもかしこも同じことばかり。切り口の違いを見せ、新鮮に目を開かせてくれるものは少ないでしょう(これまでの経験から)

皆さんのこの一年はいかがでしたか。
私自身はリタイアの前後で大きく生活が変わったのですが、それが一段と加速している感じです。
今年は高瀬川四季AIRのご縁で、「高瀬川ききみずガーデン」という企画の末端に加えていただけました。そこでミニミニ個展をし、写真愛好者としての場をいただきました。
京都ファインダー倶楽部の20周年写真展では一年生として加えていただきました。これまでどの写真グループにも属さない心づもりでしたが、加えていただき新たな刺激を受けています。写真の技術というより写真を含めた文化意識と生きる態度と言う様な事についてです。
そして3回目の個展をすることができました。そこで初めて、新たにできた友人の力を借りました。

個展の前後から、撮影のペースが大幅に落ちていますが、それでも累積940人近くの方に撮らせていただいて、「1000人撮ったら・・・・。」という大風呂敷に少し現実味が出てきました。
人数自体を目標にすることはしないという事は基本的なスタイルですが、それよりなにより繰り返し撮らせていただくという機会が増えていることに自分自身は意識を向けています。
今日のフォトマヌカンさんにもご無理を聞いていただいています。
個展の時にも、新たに撮りましょうというお話とともに、作品として展示させていただいた方の中に、「来春またご一緒しましょう。」と言っていただけた方がおられました。大変うれしいことです。
職人さんの中にも、ぜひあの人をとか、またおいでなどと言ってくださる方がおられました。
こういうところに新たな芽を見ています。

自分が撮った写真を喜んでいただけて「プロフィールや作品展を知らせる印刷物に使って良いか。」などと言われることはまさに幸甚という思いです。
先日もある絵を描く方の個展会場の入り口に私が撮った写真が飾られていました。
「素人が素人を撮った写真だという事がすぐわかる。」と評された方がおられました。個展に来場くださった方です。
そうだろうなあと思います。
個展会場の写真を日がな一日眺めていて、私自身もそう思いました。

それを「未熟だなあ。」と思う気持ちと同時に、そこに好もしさもあるのかなあと・・。
この会場は落ち着くとか、きれいで気持ちの良い作品だと言っていただいたのも、優れた人に評価してもらいたいという事が先走ったものになっていないからなのかなあと(つまり自分が楽しいからしているという事なんですが)、その功罪を含めて思いました。

写真を媒介にして、これまで出会うこともなくお話しする機会も想像だにしなかったような方々と広くお会いすることができるようになりました。
それも又加速しています。

私の狭かった世界がぐいぐいと押し開かれていくことの喜びを感じる一年でした。
- 2015/12/25(金) 00:00:22|
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