写真撮影をお願いするときに、私の希望としては・・・という事で、撮影時間を提案することは前にも書きました。
その人の人となりを多少でも知るためには、時間が必要だからです。むろんその人の緊張をほぐし、私との関係を柔らかくすることも狙いです。

占いの人ならば「黙って座ればぴたりと当たる」のでしょうが、凡人の私にはそうはいきません。
勿論、撮影をお願いしている時点で「この人はよさそうだな。何か魅力的なことを秘めていそうだ。」という直感が働くからお願いするのですし、多くの場合は、ある程度お話をしたうえで判断をしているのです。

ですが、実際に撮影のために時間を一緒に過ごしていただくと、楽しいし、心動く第一印象の裏切られ方をすることがよくあるのです。
この人の場合もそうでした。

私はこれくらいの若い人たちをたくさん見てきたのですが、それは何時もある角度からでしかなかったのだと、つくづく思います。
自分の体験や学習が自分の想像力を限界づけていますから、見ているようで見ていないという事は、知性的理解では分かっているつもりなんですが、実体験はやはりそれ以上なんですね。
「事実は小説より奇なりと申しまして」・・・ですね。
いや、別にこの人が「奇」だというのでは決してないのですが。

私のブログは「素敵な人たちと」と銘打ているのですが、何を持って素敵だというのかという事を含め、お前には人を視る目が本当にあるのか・・という事が問われもします。
しかし、そこは開き直って「私が『素敵だ』と直感した人が」素敵なんだとするほかありません。

だって私の趣味なんだから、このブログは・・・・、この逃げ場ばある限り・・・・大丈夫・・・かな。

さて、この人も時々立ち寄るという人気の喫茶店で休憩です。

個展初日の一コマ。会場の様子は。

以前鴨川で三味線を練習をしているところを撮らせていただいた学生さん。(最近ではどうか知りませんが、私が学生の頃は「学生さん(はん?)」は京大生、「同やん」は同志社大生、「立っちゃん」が立命館大生・・・どうもこれが嫌でしたね。 )
その学生さんが「今練習を終えたので来てみました。先日の写真はかっこよく撮ってもらって・・・・郷里の親にも見せたんですが喜んでくれて・・・。」と。 それでそこに同席していたギャラリー「小さいお家」のオーナーや旧来の知人女性と一緒に歓談。用意していた白ワインを飲みながら。
で、彼にリクエストでちょっと弾いてもらうことに。


そこによくギャラリー巡りをされている方が立ち寄ってくれて「私も同席。リクエストしていいですか?」ということで二曲目。
ワインも程よく冷えていて。
ワンコインのワインですが意外に美味しいワインですよと…、それを聞き違えた方が「ワンコインで一杯いただける?!」と缶の中に小さな紙コップ2杯分、コインを二つ入れてくださいました。
よし、これで行こう!!

水墨画家や宣伝写真のプロが来てくれたり、琉球紅型の作家が来場してくれたり、はたまた和菓子の職人さんが来て・・・・。

やはり個展はいいですね。

- 2015/12/10(木) 00:00:16|
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会場に三味線の音が響き、賑わい始めている雰囲気が伝わってきます。
個別のパネルだけでなく、複数枚をまとめた大型パネルの展示方法もアイデアですね。
- 2015/12/10(木) 08:04:38 |
- URL |
- Hudson Terrace #ZeBYuJyY
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次回の個展では作家さんやアーティストの写真を組んで出したいとも思っていて、複数枚組や、一枚パネル、さらにこうした・・・たまたま実現した・・・生演奏も、その試行の一つです。
ワインも会場づくりの試行ですね。
ちなみに左手にいる和服の佳人はHudson Terrace さんの絵の大ファンです。ブログにコメントも寄せていてHudson Terrace さんに、私の個展に来れば、もしかしたら会えるのではと期待していたとのことでした。
「なんだ私の写真展は2の次か・・・。」と。
- 2015/12/10(木) 08:51:33 |
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- soujyu2 #-
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