一眼レフで撮ってみたい。
写真を撮ることを楽しむようになった人の中に「きれいに写っていればいい」から「自分なりの写真を撮ってみたい」に進む人は少なからずいるようです。
この人も「いい写真を撮りたくてカメラを買ったんですが、どうすればよいのかわからなくて。」と。
そこで今日はご自分のカメラを持ってきています。
以前はレンズの絞りリングや、フォーカスリングを操作する必要からも、ある程度必然的に左手をレンズに添える動作が出てきたのですが、・・・・。
色かぶりの説明をした時の写真です。

全く知らない人よりは多少の知識はあるという程度の私が「先生」では、少々頼りないですが。
「目をファインダーにしっかりと付けましょう。」というべきか否か。
背面のモニターで構図を決める人もいれば、フォーカスをする人もいます。それにモバイル端末で撮ってきた人にはファインダーはあまりなじみがありません。
でも私はファインダーを覗いて撮ることをお勧めします。

芸術系の学校を出ていますから、さすがに色や構図には感性が鋭く豊かです。
と、・・・・勿論、私の写真のことではなくて。

人物写真では、・・・・どなたかも言っておられましたが・・・・縦長の写真になることが多いですね。
人物が基本的に縦長な存在だから、と説明されることが多いです。
でもそれだけじゃなくて・・・、そうなりがちな理由は別にもあると思うんですが、入門書の多くはあまり考え抜かれないで書かれたものが多いようで、入門書の役割を軽視しています。
入門書、啓蒙書にこそ書く側の哲学が問われるのですがね。

この似たような2枚の写真が、少しの間見ているとやがて、ずいぶん違うものに見えるわけで・・・写真も難しいですね。


「フォトグラファーは自分の撮影を遂行するためだけでなく、カメラを向ける被写体と関係を結ぶためにも、熱意を持ち続けなければなりません。カメラは他人の人生に立ち入ることを許された「入国ビザ」の役目を持っています。それを当たり前のことのように考えてしまってはいけないのです。」
「。写真そのもので出来事の本質を捉え、当事者でない読者に物語を伝え、理解してもらう。その困難な課題が克服できれば、フォトグラファーとして名乗り続けて良いのだと思います。」( Joe McNally ・・・USA) NIKON「世界の写真家たち」より
- 2015/11/21(土) 00:00:20|
- 人物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0