先日あるギャラリーで「織り」の作品での個展を見せていただきました。
少しこじんまりとした会場には収まり切れないパワーと繊細さがある見事な作品群でした。
その作品の一つが天井から下がって展示されていたのですが、照明によって生まれた影がまた何とも言えない趣があったので「この影の中で…モデルさんに入ってもらって・・・・写真を撮りたいなあ。」と作家さんの前でつぶやきますと、「どうぞどうぞお好きに撮ってください、なんならこの作品は置いていきますから用が済んだら送り返していただければいいですよ。」とまでおっしゃっていただきました。
大変うれしいことだったのですが、何しろそうやすやすとフォトマヌカンをしていただく人を見つけて、臨機にお願いするなどという事は出来ないわけで・・・・。
というわけで、撮影に時間を割いていただけるなどという事になるとあれもしたいこれもしたいということになり・・・・・。

先日アップさせていただいたのがは「振り袖ワンピ」でしたが、・・・・・・。
今日はぐっと趣を変えて・・・・。
まだこの頃は半袖でもノースリーブでも全然寒さを感じない日々でした。
ストールは「おしゃれ用」に。
ストールのコマーシャル写真の撮影の時に行き違いで撮れなかったので「ちょっとやってみよう・・・。」と。

以前にも書きましたように、私の母親は婦人服のお針子でしたから、家には婦人服の雑誌があり、父のほうの紳士服の本とともに私はよくそれらを見ていたのです。
ですから人物写真といえばこうしたファッション系のモノでした。

今でも家人が見ている服飾の見本雑誌を傍らでよく見るのです。
ふ~ん、こういうポージングかあ。バックはこういう風に取り入れてこんな風にぼかすんだなあ・・などと。

バッグや時計、あるいは靴や帽子などとのコーディネートはとても参考になります。

一方、あまり良いデザインとも言えない服でも、よいモデルが着こなすと相当に見栄えがするものだなあとも。

そしてそこにカメラマンがどういう工夫をして撮っているかを探るのもまた楽しいのです。
それをキチンと記憶して一つ一つ身に着ければ相当にスキルアップになるのでしょうが、緩いアマチュア意識ではだめですね。

いつものことですがフォトマヌカンさんにおんぶにだっこです。
- 2015/10/24(土) 00:00:04|
- 服飾
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