ギャラリー四季AIRのオーナーさんと話しながら荷を開いています。

アングルをご覧になってお分かりのように、今私は仰向けに寝た姿勢で撮っています。
「写真家の・・・・・。」と紹介していただくことで、こうして結構はばからずに好きなように撮ることができているのです。
それは…私を乗せてやろうというオーナーの配慮なのですが・・・・案外大きな意味を持つ言葉です。

残念ながら、それでいい作品が撮れるという事に直ちにつながるわけではないのですが、おずおずと撮るという悪い癖の一端を壊すことができるという意味です。
明日アップさせていただく写真にも言えますが、だいぶん図々しさが増してきているように思います。これは私という人間にとってはかなりプラスの意味がありそうです。
そういう梃になるのなら「写真家の・・・・」と紹介されることも、あえて否定しないでおこうと・・・。
それがオーナーの好意でもあるから・・・・。

「いえ、写真家なんてたいそうなものではなくて、駆け出しの写真愛好者で・・・・。」といくら本当のところを言ってもそれで何ほど良いことがあるかということを思います。
そんなことは言わなくても撮った写真を見ればすぐにわかるのですから。

言い訳をしている間に、ちょっとはましな写真を撮れ!! というのがこのオーナーのいうところなんだろうなあと思っています。

今度の個展に向けていろいろ振り返ると、私が写真を撮る状況というのがずいぶん変わってきているなあという事を感じます。
1000人の人を撮るなんていう事も、そう容易くはなさそうです。以前と人を見る関心が変わてきたことで、撮りたい人の見つかり方が違ってきています。
一方同じ人で、少しずつ変化させながら、一緒にテーマを持って撮るというやり方もごくわずかですが出てきています。
そうなると、何人もの人を撮るという機会も減ります。
すべては変化する。これはやはり必然ですね。
その変化に応じて自分の撮りたい人たちを見つけてとっていくという事なんですが、そこに自分の成長がないと、ただマンネリと後退しか生まれないだろうなあと・・・・。
その経過にすべて自分が現れるのですから、かないませんねぇ。
この人のように喜びと自信をもって作品の梱包を開けられるようになりたいものです。
- 2015/10/18(日) 00:01:57|
- 陶器
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