最近『フォトマヌカン」をしていただいたりして交流していただいているこの人はアクセサリーのデザイン・制作・販売をされています。
そしてご自身の作品の他にも何人もの作家さんたちの作品を展示販売されているのですが、中に服も並べています。
ある服作りのグループの方が、和服の布地を再利用して何か人に喜んでもらえるものは作れないかと模索している中で、この人のアイディアも入れて、こんな服ができました。
名付けて「振り袖ワンピ」だそうです。

京都の中でも、同じように和服の布地を現代に生かそうとされている人が少なからずおられます。
洋服仕立てにする人もいれば、小物雑貨に応用される人、バックにする人など様々ですが、私の見るところ和服産業にカンフル剤となるようなものはなかなか見つかりません。

布地が生糸であることや、独特な織であること、そして何よりその柄の個性を生かそうとするのですが、現代生活とそうしたモノたちとの折り合いはなかなかうまくつけられないようです。
私は西陣などの職人さんたちとお話をし、写真も撮ってきたりしていますから、和服産業に何かの良い工夫が起こらないかという関心も持っています。
簡単にホームランという事は出来ないとしても、どこかにヒットとするものはないかと思うのです。

私の写真も、ただ『芸術?』を目指すだけでなくて、他分野と結んで活かされないかという気持ちがあるものですから、「モデルが着た写真でアピールしたらどうだろう。」と・・・・・少し前には「ストール」を人が身に着けて、という事で試みましたが・・・・・・お話してみたのです。
服を魅力的な人が着た姿を写真で見れば服自体にも一層興味・関心がわくでしょう。
ご自身の作ったアクセサリーも持ち出しての撮影です。

服の形状も、見て分かるようにポーズしなければなりませんから、いつもとは少し違った意識で撮ります。
それもまた新鮮な経験になります。
ただまあ、楽しみ半分以上での企画ですから、私のようなものでもやってみることができるのですが。

もしパンフレットにするのならば、メッセージなどを入れる空間なども意識しなくてはならないのでしょう。

振袖のような形状の服ですし、柄も着物の柄ですから、背景にも気を使います。
それもまた楽しいことですね。
- 2015/10/13(火) 00:28:16|
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