カテゴリを「雑貨・カード」としましたが、その範疇に入るかどうか・・・・。
京都文化博物館別館を中心にアートフリーマーケットが開かれました。
今回もなかなか見事だなあと感じさせてくれる若い作家さんたちに出会うことができました。
そのうちのお一人がこの方。「コトコトことば」さん。

絵と言葉を組み合わせてカードや色紙にして展示販売される方は少なくありません。
例えば、「あなたを感じて描きます(書きます)」みたいな。
「黙って座ればぴたりと当たる」という八卦みたいなもんだろうと、・・・・、そんな簡単に人が見抜けるかね?!・・・・そういうのは、私としては、あまり好きではありません。

その一方で何やら人生訓めいた軽い言葉を書かれる方もいます。処世術的な言葉です。愛やら優しさやら希望やらの言葉インフレーションを起こしているようなものが多々見られます。
見るとまだ年を重ねたとも言えないような方たちが見られます。
若いからってそれがどうした?!と言われそうですが。

そうです若いからって見くびっちゃいけません。
実際、若いからと見くびっちゃいけません。
この方は学生の時以来10年間、こうした作品を作ってきているといいますが、言葉が、そしてそれと絵の響きあいが絶妙です。
モノやコトを見て、立ち止まり心に刻印する力、そして、それを一呼吸置いた言葉に置き換える余裕とウイットが豊かです。

私がしばしこれらの作品を見ていて、やがていくばくかの時間を置いて彼の目を見ると、彼のほうも笑みを浮かべて「分かってもらえますか。楽しんでくれましたか。」と答えてくるのです。

私は吉本的な笑い、明石家サンマ氏的な笑いが好きじゃないのです。
で、関西では住みにくい面があるのですが、笑いというものは、とてともとても大切なものだとは思っているのです。
クスリという笑いです。

こういうのは心に余裕と知性がないといけないんだろうと思います。
そして人に対するリスペクトです。
- 2015/09/25(金) 00:00:49|
- 雑貨・カード
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0