先日参加した「京都ファインダー倶楽部」の写真展は「写真展というより芸術作品展」という感じだとある方が言っていた。
私自身「文化祭みたいだなあ」と思いました。
学際的という言葉がありますが「芸際的」とでもいうのでしょうか。
中で、私の写真は実に保守的で普通でした。
そんなところから表現について今少し考えることを求められているなあと・・・・。

いや、しかし、それは実は表現の問題ではなくて、認識の質と、それに対する思いの問題だという事なんですが。
この人はある芸術系大学の博士課程の一回生です。

個展会場で、制作しておられたので、話しかけて撮らせていただきました。
先ほどまでは60センチ×90センチくらいのパネルにローラーで白の絵の具を塗っていましたが、「乾くまで中断です。」というので
「これこれ然々・・・」とお話して、「並行していろいろ制作するんです・」というので「壁の作品に取り組んでいただけますか・・・。」というわけで。

写真芸術家協会なんていう団体もあったりして、写真も芸術であろうとしているわけなんですが・・・・。
そこで、先ほどのファインダー倶楽部でも写真展を「文人・光画展」と言っているわけで・・・・。
フォトグラフィーなんですね。
欧州のフォトグラフィーと日本の写真は、アメリカのベースボールと野球の違いだなどともいわれて・・・・。

で、こういう他分野の方にお会いするといろいろ話したくなるのです。
過去にも写真展を見に行ってその作者をとったことはごくまれなのですが・・・・・大概お話もあまり深まりません。関心を持つところがかなり違うからでしょう。・・・・他分野の方々を撮ることは一再ではないのです。
この人は写真を撮ってそれを作品とすることもしています。
私がカメラを取り出すと「かっこいいカメラですねぇ。いいなあ。」と言ってくれました。
大概の写真展では私のソニーのカメラバックを一瞥すると、フンッといった感じです。 (ファインダー倶楽部ではコンパクトデジカメが大活躍です。)

で、私は写真展にいっても作品について一緒にお話しする気になれなくて、多くの場合黙ってサインだけして帰ってくるのです。
- 2015/09/21(月) 00:01:35|
- 絵画
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