明日の9日(水)から京都文化博物館(烏丸御池)の5階で、「京都ファインダー倶楽部」というグループの「現代・文人光画展」と銘打った写真展があります。今日は搬入日です。
私もこれまで19回続けられてきたこの写真展の20回目に初参加させていただきます。
会期は9日(水)~13日(日)です。 月から土までは10:00~18:00まで、最終日の日曜日は17:00までです。入場は無料です。力作ぞろいですので是非おいでください。 私は夏が好きで、しかも7月の下旬から8月の中旬までの猛暑の頃が好きなのです。
そのころこそ太平洋高気圧が元気で、天候は安定していて「夏!!」だからです。
そんな時に撮影にお付き合いいただく方には「ご迷惑な話」なんですが。

夏には水や風が心地よさをくれます。
そして木陰。 物理的涼しさもありますが、「緑陰」というように色も空気も心地よい。
そこに素敵な人が佇めば・・・・。

京都の町中は長い間に人々が微に入り細にわたり手を入れてきた街ですから、別に言えば開放感や晴れ晴れとした伸びやかさという点では少々難があります。
ちょっと窮屈だなあと感じるそんな時にはお隣まで足を延ばします。

寒い雪の降るときにも、真夏にもわたしはおとなりまで遊びに出かけるようになりました。
そんな時に見つけていたロケーションが活かされます。

と同時に自動車で移動するとつい止まりかねていた気になる場所でも、こうしてご一緒いただける方がいると「どこかに良いロケーションは…。」と意識が高まりますし、改めて良い場所の発見にもつながります。

8月初旬の猛暑から一転して、何やら早い秋への足取り。
今年は意識的に夏を楽しもうと思っていたのに、案外の展開で、もう来年の夏を待たねばならないようです。
せめて写真でそのイメージを残したい。

などと言っても、私の場合はどなたかの協力がないと形になりません。
こうしてお力を借りられるのはありがたいことです。

先日、京都市美術館の別館でJPCの主催の写真展を見せていただきました。
たくさんの入選作品、会友の方、プロの方、あるいは高校生や写真を学んでいる若者たちの作品を見て、とても刺激を受けました。私などよりずっとずっと良い写真を撮られる多くの方々の存在を知ると、素直にうれしくなります。こうでなくちゃいけない、と思うのです。 高校生の作品のみずみずしいのには嫉妬さえ感じました。
ただ、私がへそ曲がりなのか、入選作に比べて、何らかの賞をとった作品、一般の方々の作品より会友やプロの方の写真が・・・それだけ期待をもってみるからかもしれませんが・・・・何かしら平凡に見えたことが残念でした。
他日、河原町のギャラリー古都(以前はコンタックスギャラリーでした)で「東海道中 床屋ぞめき」という写真展を見せていただきました。写真家は林朋彦さん。
これは旧東海道を歩いて、その道沿いにある個性的な散髪屋を撮るという仕事でした。
まさに写真でこそという作品の集まりでした。一枚一枚の写真が技術的にも優れているだけでなく、個人経営の年経た散髪屋にある生活感と店主の思い、そしてその散髪屋で世間話をしながら順番を待つ常連さんたちの日常が・・・・画面い人影は何もないのに・・・・実によく表現されていて感心させられました。観点がヒューマンです。
日ごろ写真にできること、写真でこそするべきことについて思い煩っていましたから、とても強く感動しました。
いい写真展でした。
- 2015/09/08(火) 00:02:28|
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