太夫の正面前方はすっかりカメラパースンで占められています。
太夫の周囲は人だかりですし、たくさんのカメラが取り巻いていますから、なかなか良いカットは撮れません。
事前の計画では見物の方たちが歩道側でご覧になると思い込んでいましたので、私は高瀬川の流れの中から撮るつもりでした。それで幾度か下見もしたのですが・・・・・。
ところが交通規制がかかり車が止められましたから太夫の前後左右とも人垣でなかなかチャンスがありません。そこで結局、道路側から撮ることになりました。

この写真は、後で太夫に叱られるかもしれません。
太夫はどちらかと言えば現代の顔のつくりをしていますから、こうして「江戸期」の版画を思わせる表情が私としては気に入って取り上げました。

この辺は「道中」をとったものとはいえませんね。
衣装は重いし、暑いし、そのうえ独特の高い下駄は重くて高いので歩きにくさは格別です。
第一足元が見えませんから、介添えする「おかあはん」などがいなければ、行動もかなり不自由です。
昨日の初めの写真では川にしつらえられた「床」でカメラパースンの要望に応えていますが、川岸から床に降りる石段は両方から手やひじを支えなければとても降りられませんし、また上れません。

かなりの重労働です。
「禿」さんは、「おかあはん」の住む町のご近所の小学生です。

太夫の頭上にかざしている傘を持って従うのは何時もこの方です。

そして向かって右手におられるのが元高砂太夫だった「おかあはん」です。

昨日は全国で「戦争法」反対の国民総行動が繰り広げられました。
ここ京都でもいくつかも場所で宣伝行動が行われましたが、私は上(京区)北(区)の行動に参加しました。
白梅町の嵐電駅前での行動です。
以前、京都市長候補になった井上吉郎さんは体が不自由になった今でも定期的にここに車いすで現れて、平和と民主主義のために意見表明をしてきました。その流れを受けてこの場所でのミニ集会ですが、私の記憶にない人数が集まりました。この狭い場所に70人を上回る人が手に手に「安倍を許さない!」などの看板を持って集まりました。
様々な方がスピーチをしましたが、中で九州から観光に来られて「今日は地元の集会に参加したいと思っていましたが、予定が決まていたので友人と京都に遊びに来ました。集会に参加しないのはどうしても心残りで気持ちが晴れませんでしたが、この集会に飛び入りさせていただき、皆さんとともに声をあげられて嬉しいです。」と述べておられました。
まさに全国でこうした動きがうねりとなって広がっていることを感じました。
若者も、壮年も、高齢者も・・・、手渡すビラにも反応はいいですし、共感の笑顔が返ってきます。
海外で戦争をする国にさせない。戦争をしない国造り、平和を守ろう・・・・子供たち、青年の未来を守ろう・・・
「奴ら(戦争を準備する者たち)を通すな!!」
- 2015/08/31(月) 00:01:59|
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