平面の布で立体の体を包むのですから、いわゆる立体裁断がされるのですが、布もこうしてアイロンをかけながらすこしずつアールをつけていくのです。
上質の羊毛地でないとなかなか良いカーブを作れないのだそうで・・・・・。

戦後間もなくは発電が不安定で電力の供給が途切れることが度々でした。ですからそのころは炭を入れる部分がついたアイロンでした。
私もうっすらと記憶があります。
今でこそ落雷や強風・豪雪で電線が切れたりしない限り停電になることはありません。
しかしほんの数十年前までは「また停電だよ。」という会話は珍しいことではありませんでした。
現在の日本の状況しか知らないからと言って、途上国の停電や断水の状態を笑う人は恥ずかしい人だと思います。
途上国も数十年後には日本の現在程度にはなるのですから。いやそれ以上になるでしょう。

子供のころ時に父に頼んで仕事台でアイロンがけをさせてもらいました。
饅頭を使ったりしてアイロンをかけるのですが、その経験のおかげでズボンのアイロンかけはうちの細君よりは上手だと思います。
当て布をして、霧をふいて・・・・。

問題はその腕を生かしているかということですが・・・・・。

こういうしつけ縫いの糸を抜き取る手伝いをしたことも思い出しました。
「目打ち」を使って糸をひっかけて引き抜くのです。

カメラを買ってもらった頃に父親が仕事をしている姿を撮りましたが、あの写真は今はどこにあるのか・・・・。

ご近所に良いお知り合いができました。
- 2015/07/06(月) 00:00:43|
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