KYOTO PHOTOGRAPHIE の会場を回っていると、やはりいろいろな刺激を受けます。
1時間くらいで回ってしまう私などと違って、会場のスタッフさんは、一日中その写真を身近にみているわけですから、受ける刺激は半端なものではないと思います。
チェルノブイリで働く人や生活している人たちの写真などもあり、精神的にかなりつらいだろうなあと思う会場もありました。
心の深いところにズンと来ます。

この人も写真に興味、大ありです。
その分、私の希望にこたえようとする気持ちも積極的ですし、後半はだいぶん提案もしてくれました。こういうのがいいですね。
自覚としてはあまり緊張されていないとのことです。なるほどここにはアプしていない写真の中ではいろいろ楽しいことをやっています。
が、体は正直といいますか・・・・。
まだ待ち合わせの時刻から30分ほどしか経過していませんからね。

まあ、私の風貌が・・・若いころに比べれば随分と変わったとはいいながら・・・・それほど打ち解けやすいタイプに属するとはいいがたいですから。
逆に、それだから「一見の若い女性に声をかけて撮らせてもらえる」ことになっているのかもしれません。
風体も、垢抜けしてカッコイイなどとは冗談にも言えないですから、それが逆に???

この人がしばらく置いて日本を離れるのだそうですので、ちょっと京都観光的な記念写真も兼ねています。
それにしても海外生活の経験があるせいか、自分の好みや態度に明確な意識をお持ちです。
むろん初めからそうだたというのではなくて紆余曲折を経てそういうものを獲得してきたという面もあるのだと思います。
渡欧までのわずかな期間も有効に使って自分の経験を増やそうとする意志的な行動というのは見習いたいところです。

この時には話題にしませんでしたが、この人が関東の人なので言葉がとても私の耳になじむのですね。
自分の言葉も…普段からも、中途半端でしかない関西弁しか話せませんのであまり関西弁風な言葉を使っていません・・・・自然にでる感じです。

ここは若狭街道の始点(終点)付近にある商店街です。
京都の庶民生活の中にある魚屋さんやお菓子屋さんなどがみられます・
かつては日本海側と平安の都を結ぶ大動脈だった道路です。
この付近には粟田口と言って近江の国と都を結ぶ幹線道路の「始点」がありますから、大げさに言えば1200年前には政治・経済の戦略拠点の一つですね。

「私は全く自由に動けばいいんですね。」と撮り方の基本を理解してくれたので、・・・・。
私の意図に嵌めていく写真も撮りたいんです。でも・・・・、初めての方との撮影でそう言うわけにはいきません。なかなかそういう経験を積むことができません。つまりは行き当たりばったりです。
脱自然主義が目標なんですが。
- 2015/05/14(木) 00:02:40|
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