私がこの店に行くときはできるだけ昼の忙しい時間帯を避けます。
それは『撮りたくな』ッた時にお客さんに迷惑をかけないようにするためもありますが、
仕込みの様子を見られるからでもあります。

以前からこの人を撮りたくて手ぐすね引いていたんですが、少しばかり照れ屋なので、…私もそういう男気のある人のテレには弱くて、つい遠慮してしまうので・・・・なかなかちゃんと撮れないで来たのです。
でも次には! と何度も予告はしてきていたのですが。

私は、この辺りに来れば大概この店に立ち寄るようになった一つの理由が、この人の作る「チンジャオロース」がとてもおいしかったからなんです。
でも、そのころは一見怖そうな風貌に負けて話しかけることも遠慮がちでした。
ところが豈はらんや、照れ屋だというだけでなくて笑顔がとてもチャーミングなんです。

こちらは大将です。店のユニフォームがよく似合います。
この黒の服はなかなか感じがいいんですが「市販していないんですか?」
背中の上のほうに余り出しゃばらないデザインでお店の名前と図案が入っているのですが、その中に旨い具合に赤が使われていて、なかなかおしゃれな感じです。

鍾馗様がほほ笑むとこんな感じかなあという笑顔。
今、寸胴でゆでた鳥の肉を上げて、香味野菜の入っただしの中に移しています。
この肉が冷めるときにだしの味を吸収して美味しくなるんだそうで、ゆでた鶏肉も7分の茹で上がりであとは余熱で熱奥までを通すんだそうです。
「そうすると鶏肉がパサつかないでおいしくなるんだよ。」と教えてくれました。

この人は左利きなので大概こういう角度になります。
でも実は左右両方で調理ができるんです。
初めは何かおかしいなあとしか感じていなかったのですが、中華鍋や中華お玉をいつも間にか左右の手で持ち替えているんです。

ほら、右手でお玉を持っているでしょ?!
- 2015/04/29(水) 00:42:29|
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