「美人画」なるジャンルがあります。というか、ないかもしれない。
上村松園などの絵に連なる流れがあってもいいように私は思っています。
若い女性を中心に置いた日本画を描き続けている人がいます。

私は勝手にこの人の絵が現代の美人画の一角を占めるように成長してくれるといいなあと思っています。
この人は秋山淳という人で、2015年4月7日~19日迄 京都のギャラリー知(寺町丸太町)で「きれいな温度」と銘打って個展をされています。(12:00~19:00 ※月曜休)4/18 クロージングパーティー。
彼は「みんなが個性を主張し、あらゆる価値が相対化し、頼りになる基準も反抗するべき権威もあやふやになる。そんな時代だと感じます。だからこそ素直にきれいで温かなものを表現できればと考えています。 秋山 淳」と書いています。

ずっと以前にも彼を撮ってこのブログで紹介させてもらいました。
モノクロで 「悩める僧侶」という感じの写真でした。
彼の絵は十代から二十代前半だと思われる女性が、季節の花…例えばサクラヤひまわり…を背景にして描かれています。
まさに「きれい」な絵です。

私も若い女性を撮りますから、彼の絵がどう描き、どう発展していくかに関心を持ちます。
何故そうした若い女性をきれいに描く(撮る)のかという問いかけは彼も私も共通に直面しなければならないものですから、同志のような気がします。

今回は深刻ぶった写真にするのはやめました。

「先は長い」ことを彼も知っています。
簡単に答えられることではないけれど難しくしすぎないように取り組んでいきましょう。
- 2015/04/14(火) 00:03:45|
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